新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙5章8～10節

★しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。
ですから、今すでにキリストの血によって義と認められた私たちが、彼によって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。
もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。

■O:今日のコラム
引き続きローマ人への手紙から御言葉の恵みを受け取れることを主に感謝します。今日は、5章から「罪人を救うイエス様の愛」というテーマで2つのポイントを分かち合います。

(1)イエス様は私たちに対する愛を明らかにしておられます。

人生を生きていると、順境の時もあれば逆境の時もあります。そして、逆境になると私たちは「本当に主は私を愛してくださっているのか？」と疑う気持ちが起こります。私自身もそのような状況になる度に、今日の御言葉を毎日宣言して主の愛に立ち返ります。

なぜなら、私がまだ主に背を向けていた罪人であったときに、イエス様が私の罪のために死んでくださったことにより、神は私に対するご自身の愛を明らかにおられるからです。『にも関わらず』という無条件の愛です。

ヨハネ15章13節には「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」とあります。命を献げるというこれ以上大きなものはない愛を示してくださっていることをイエス様に感謝します。

また私たちは何か必要なものが与えられなくて嘆く時があります。その時にはローマ8章32節にある「私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」という御言葉に心を留めます。

イエス様という御子の命が私たちに与えれているのに、他のものが与えられないということは決してありません。もし与えられないのであれば、そこには主の御心があることを覚えます。今日も私たちに必要なものはすべて満たされていることを感謝し、主を賛美します。

さらに、主が示してくださった愛は知識・知性だけのものではありません。主は今日も心に新しい愛を注いでくださいます。

「この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」（ローマ5:5）

聖霊様によって日々神の愛が心に注がれることを感謝します。どうぞ私たちの霊の目を開いてくださり、今日も極めることができない主の愛の広さ、長さ、高さ、深さを悟らせてください。

(2)罪が赦されることは喜びです。

ここで1つ、自分の経験から赦されることの喜びを分かち合いたいです。

私は赦されることがどれほど恵みと喜びであるかを身をもって体験したことがあります。それは社会人1年目のことです。新しい部署に配属されたのですが、自分がまだ未熟で常識がなかったために、不注意で先輩を怒らせてしまいました。それがきっかけで先輩と敵対関係になってしまったのです。自分が何度謝っても赦されることはありませんでした。

その日から職場に行くのがとても辛くなりました。会社に行っても先輩の態度が冷たく、まともに会話することができません。必要があって話し掛ける時もすごく緊張しました。先輩が近くにいるだけで精神的に強いプレッシャーを受けました。結局、自分が別の部署に異動するまでの約1年間、その先輩との敵対関係は解消されることがありませんでした。

この時に悟ったことは、「赦されることはどれほど恵みであり、喜びであるのか」ということです。

自分の不注意であったので怒りを受けるのは当然です。そして過ちを赦すかどうかは先輩に委ねられていることであり、自分ではどうすることもできません。どれだけ切に赦されることを願ったとしても、赦しは相手の意志によるものです。この体験から私は赦されないことがどれほど辛いことであり、そして赦されることがどれほど恵みがあるかを悟りました。

罪人、神の怒りを受けるべき者、神に敵対していた私が、イエス様の十字架によって罪が赦されていること、義と認められている者、神の子とされていることを心から感謝します。

今日も喜びをもって贖い主であるイエス様を賛美します。

■A:考えてみよう
・今日も主の愛に信頼しているでしょうか？
・今日も罪が赦されている喜びがあるでしょうか？

■P:祈り
イエス様、今日も私を愛してくださり、聖霊様によって心に注いでくださることを感謝します。罪が赦されていることは何と大きな恵みでしょうか。今一度思い起こし、喜びます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あさひ 】