■S:今日の聖書の言葉
マルコによる福音書16章15節
★それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。
■O:今日のコラム
神様は私たちに、目的を理解して行動して欲しいと願われています。
私たちが自分の目的を知るという事は、とても大切な事です。なぜなら、私たちが何かに向かっている時、「よし！自分は今、正しい方向に向かっている。自分の目的に向かっている。」と確信が持てるからなんです。これが簡単であっても、また難しかったとしても、これは私がやらなければならない事なんだという事が分かると思うんです。
でも、もし皆さんが目的もやり方も分からない仕事をいきなり渡されて「来週までに結果を出して欲しい。」と言われたらどうでしょう。何の情報も無かったら理由が分からなくてストレスが溜まっていくのではないでしょうか。
神様は、ご自身の目的が達成できるように私たちを用いたいと願われています。そこには沢山のやるべき事があります。家族に対してどうするのか。子供に対してどうするのか。夫に対してどうするのか。奥さんに対してどうするのか。親に対してどうするのか。近所の人たちにはどうするのか。仕事場では、学校ではどうするのか。もし私たちが真剣にこの事をしたいと考えるのであれば、学ばなければいけません。
学ぶという事はとても大切な事です。ですから、学んでいない時というのは何とも言えない罪悪感のようなものが心に湧いてきます。虚しさが湧いてきます。この罪悪感、虚しさは神様からの語りかけだと信じます。
神様は、私たちのことを成長する存在として造られました。私たちは成長しないまま時間を過ごす生き物として造られたのではありません。学んで、成長して、大きくなって、柔和になって、愛が分かるようになって、人の気持ちが分かるようになって、人に寄り添えるようになって、神様に似た者へと造り変えられていくんです。
神様は、「いいよ。何もしたくなかったら、何もしなくたっていいんだよ。」そう言われているでしょうか。神様は、「わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」（マタイ4:19）そのように言われているんです。そのためには学ばなければならないんです。
人と触れ合って、人と交わりを持って、学ばなければならないんです。人の気持ちが分かるように学ばなければならないんです。人の気持ちが分からなければ、相手に愛を伝えることは難しいのではないでしょうか？
ですから、私たちは、試練を喜びと信じ、困難を希望と信じて、もっともっと成長して、みんなを神様の元へと連れて行こうではありませんか。これが私たちの目的です。役割です。神様の御心だと信じます。
■A:考えてみよう
イエスは答えられた。「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」（マルコ12:29-31）
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 てる 】
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