■S:今日の聖書の言葉
申命記7章21節

★彼らの前でおののいてはならない。あなたの神、主、大いなる恐るべき神が、あなたのうちにおられるから。

■O:今日のコラム
イスラエルの民が約束の地に入る時に、主は「七つの異邦の民」を追い払われると約束されました。私たちも、敵に奪われている土地を主のために勝ち取る戦いに召されている者たちであり、「主にあって必ずそれができる」この約束に堅く立ち、いのちの日の限り内なる人の完成を目指しています。

その敵の前で「おののいてはならない」ということを神様は今日の箇所で私たちに命じています。リビングバイブル訳には「偉大な、恐るべき力を持った主が共におられるので、恐れることはありません。」と書いてありました。

恐れはどのようにしてやってくるでしょうか。様々な理由がありますが、今日の御言葉を見るならば「私のうちにおられる神」がどのようなお方かを知らないので、恐れが生じるのだと思いました。私たちのうちにおられる神様は、どのようなお方でしょうか。

(1)死を打ち破った神
私たちの救い主、イエスキリストは死を打ち破り、今も生きておられる唯一まことの神です。クリスチャンにとって、この「復活」を信じる信仰なしに信仰の歩みをすることは難しいです。死を打ち破りよみがえられたイエス様こそ、圧倒的な勝利であり、私たちの永遠の希望です。

神の全能の力の働きによって私たち信じるものに働く神のすぐれた力(エペソ1:19)、イエスキリストをよみがえらせた御霊の力は、私の死にゆく体、肉の性質を打ち破り、いのちをもたらします。私の弱さや罪よりも、遥かに偉大で力強いこのお方が、死を打ち破られた私たちの神です。

「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」(ローマ8:37)

「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。」(マタイ10:28)

(2)御言葉なる神
初めから終わりまで、聖書全体で語られる神様の願いは、私たちと「共に住むこと」です。私たちの花婿主イエスは「神のことば」なるお方であり、私たちキリストの花嫁も、御言葉と一体となるものとして召されています。

御言葉の約束が私たちのうちに入る時、現実に勝る主の真理が、私たちのうちに生きます。そして、私のうちにある「恐れ」や「偽り」を暴き、本当に恐れられるべき唯一のお方へと私たちを導きます。

下記の御言葉においては、御言葉を私たちのうちに住まわせなさい、と書いてあります。御言葉を愛し、朗読し、蓄えることは、御言葉なる主を私たちの内に歓迎し、このお方と共に住むことであり、また御言葉の前にひれ伏すとき、「御言葉は私の神である」と主の主権を認めることになります。

「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。」(コロサイ3:16)

「御使いは私に『小羊の婚宴に招かれた者は幸いだ、と書きなさい』と言い、また、『これは神の真実のことばです』と言った。」(黙示録19:9)

(3)愛なる神
有名な御言葉ですが、恐れを締め出すものは神の愛です。そして、神様は愛そのものなるお方です。このお方の愛は、広く、深く、長く、高く、永遠をもっても味わい尽くすことのできない、人知を遥かに超えた愛です。

「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。なぜなら恐れには刑罰が伴っているからです。恐れる者の愛は、全きものとなっていないのです。」(1ヨハネ4:18)

「私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。」(1ヨハネ4:16)

「人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。」(エペソ人3:19)

いつも私をあわれみ、諦めることなく、共におられ、とりなし続け、私があなたの味方であると語り続けてくださる、このお方と交わり、このお方を知り、このお方の声を聞くとき、私たちのうちから恐れは締め出されます。私たちのうちにおられる主は、私たち自身を求めておられ、いつも愛の食卓の交わりへと招いてくださいます。

今日も、私ではなく、私のうちにおられる主がどんなに素晴らしいお方であるかを知ることができますように。
毎日毎日、変わることのない主を知り、私を恐れさせる恐れから解放され、約束の地、内なる人の完成を目指し、イエス様を目指して続けて今日も歩んでいきましょう。

■A:考えてみよう
下記の御言葉を朗読し、黙想しましょう。御言葉に基づいた信仰が、今日一日、私たちの心と思いを満たしますように。

「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」(ガラテヤ2:20)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 こばあい 】

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