■S:今日の聖書の言葉
申命記1章19~23節
★私たちの神、主が、私たちに命じられたとおりに、私たちはホレブを旅立ち、あなたがたが見た、あの大きな恐ろしい荒野を、エモリ人の山地への道をとって進み、カデシュ・バルネアまで来た。
そのとき、私はあなたがたに言った。「あなたがたは、私たちの神、主が私たちに与えようとされるエモリ人の山地に来た。
見よ。あなたの神、主は、この地をあなたの手に渡されている。上れ。占領せよ。あなたの父祖の神、主があなたに告げられたとおりに。恐れてはならない。おののいてはならない。」
すると、あなたがた全部が、私に近寄って来て、「私たちより先に人を遣わし、私たちのために、その地を探らせよう。私たちの上って行く道や、入って行く町々について、報告を持ち帰らせよう」と言った。
私にとってこのことは良いと思われたので、私は各部族からひとりずつ、十二人をあなたがたの中から取った。
■O:今日のコラム
出エジプトしたイスラエルの民はカデシュ・バルネアに来ました。カデシュ・バルネアとは「ふるい分けて聖別する野」という意味があります。
ここでイスラエルの民は2つのグループにふるい分けられました。約束の地に入るグループと約束の地に入れないグループ。それは約束のものを獲得するグループと獲得できないグループです。約束のものを得るために必要なものは忍耐です、とあるように救いに入れられることと、約束のものを得ていくことには違いがあります。
現在は世界全体が揺さぶられて、ふるいにかけられることを神が許されたような状態です。この中にあってヨシュアとカレブのような信仰を持っていることはとても重要です。
その二つのグループはどちらも偵察に行きました。そしてそこにある地の素晴らしさをどちらも確認したのです。それは私たちが救いに入れられて、約束のものが何であるのかを知っていくことです。エペソ書で言うなら、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか?を悟っていくことです。主はいつでも困難を乗り越える前にその先にある報いの素晴らしさを啓示してくださいます。
しかしその後の発言は2つのグループは全く違います。民数記で見るとよく分かります。
「彼らはモーセに告げて言った。「私たちは、あなたがお遣わしになった地に行きました。そこにはまことに乳と蜜が流れています。そしてこれがそこのくだものです。
しかし、その地に住む民は力強く、その町々は城壁を持ち、非常に大きく、そのうえ、私たちはそこでアナクの子孫を見ました。
ネゲブの地方にはアマレク人が住み、山地にはヘテ人、エブス人、エモリ人が住んでおり、海岸とヨルダンの川岸にはカナン人が住んでいます。」
そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから。」
しかし、彼といっしょに上って行った者たちは言った。「私たちはあの民のところに攻め上れない。あの民は私たちより強いから。」
彼らは探って来た地について、イスラエル人に悪く言いふらして言った。「私たちが行き巡って探った地は、その住民を食い尽くす地だ。私たちがそこで見た民はみな、背の高い者たちだ。
そこで、私たちはネフィリム人、ネフィリム人のアナク人を見た。私たちには自分がいなごのように見えたし、彼らにもそう見えたことだろう。」」
(民数13:27~33)
この発言の中を見ると彼らの心の決定的な違いが見えてきます。無理だ、と告白したグループは自分と敵しか見えていないのです!しかしカレブたちは自分と敵をしっかり見ながらも、神の約束をもっと大きいものとして見ているのです。
私たちも敵(サタン)と自分しか見ていなければ、ダメなグループと同じ告白しか出てこないでしょう。私たちの日常において、問題と自分を比べたら「これは無理だ」と言いたくなるはずです。
しかし問題を見つつも、それ以上に大きな存在として神の約束を見るのであれば、カレブたちと同じ告白が可能なのです。信仰の目を開きましょう!
■A:考えてみよう
自分と敵しか見えない状態は信仰の目が閉じている状態です。信仰の目を開き、イエス様から目を離さない、神の約束から目を離さないことは約束のものを得るために重要なことです。
ヨシュアとカレブのように私たちにもできるのです!そうして彼らのように、この口に信仰の告白を保ちましょう。
■P:祈り
主よ。私たちは荒野で旅をしている神の民そのものです。あなたが与えてくださるものを受け取りたいです。どうかこの目がさらに開かれて神の約束の御言葉を、またイエス様から目を離さないようにさせてください。弱気になり恐れが来る度に、私はあなたの御言葉を褒め称えます。あなたが天からくださるものこそ、私の受け取る本当の相続分であることを信じ感謝いたします。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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