■S:今日の聖書の言葉
詩篇27篇4節

★私は一つのことを主に願った。私はそれを求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために。

■O:今日のコラム
今日はイスラエルのカレンダーでシャブオット(ペンテコステ)にあたる日です。旧約聖書の出来事においてはこの日にモーセが主から十戒を授かりました。しかし、イスラエルの民は主の律法に背き、金の子牛を作って礼拝をし、肉欲にふけり不義を行いました。その結果3000人の民が剣によって打たれて死にました。

新約聖書においてはこのことの回復がなされました。主の御言葉の約束を待ち望む120人の弟子たちの上に聖霊が臨まれ、彼らは異言で語り出し、主は御霊を通して石の板にではなく彼らの心に御言葉を書きつけました。

その結果、彼らは立ち上がり大胆に御言葉を語り出し、ペテロと弟子たちの御言葉の解き明かしを聞いた人々が、御言葉の剣によって心を突き刺されて悔い改め、その日の内に3000人の人々がバプテスマを受けて弟子に加わりました。

旧約聖書では死に至らしめた律法が新約聖書では御霊によりいのちに導くものとなったのです。まさにパウロがこう言っている通りです。

「神は私たちに、新しい契約に仕える者となる資格をくださいました。文字に仕える者ではなく、御霊に仕える者です。文字は殺し、御霊は生かすからです。」(2コリント3:6)

イエス・キリストの十字架の贖いにより、また聖霊なる主が私たちの内に臨まれることを通して私たちは新しい契約に仕える者となりました。その新しい契約とは具体的に何なのでしょうか。

私たちの生活やビジネスにおいてどこかの企業や業者と契約を結ぶ時には必ずその契約内容を確認する必要があります。ましてや主が私たちと結んで下さった契約に対して私たちは無知であってはなりません。

ではその契約内容を確認してみましょう。少し長く御言葉を記しますが、大切な契約内容なので目を通して朗読しましょう。

「しかし今、キリストはさらにすぐれた務めを得られました。それは彼が、さらにすぐれた約束に基づいて制定された、さらにすぐれた契約の仲介者であるからです。
もしあの初めの契約が欠けのないものであったなら、後のものが必要になる余地はなかったでしょう。
しかし、神は、それに欠けがあるとして、こう言われたのです。『主が、言われる。見よ。日が来る。わたしが、イスラエルの家やユダの家と新しい契約を結ぶ日が。
それは、わたしが彼らの先祖たちの手を引いて、彼らをエジプトの地から導き出した日に彼らと結んだ契約のようなものではない。彼らがわたしの契約を守り通さないので、わたしも、彼らを顧みなかったと、主は言われる。
それらの日の後、わたしが、イスラエルの家と結ぶ契約は、これであると、主が言われる。わたしは、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、彼らの心に書きつける。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。
また彼らが、おのおのその町の者に、また、おのおのその兄弟に教えて、「主を知れ。」と言うことは決してない。小さい者から大きい者に至るまで、彼らはみな、わたしを知るようになるからである。なぜなら、わたしは彼らの不義にあわれみをかけ、もはや、彼らの罪を思い出さないからである。』」(ヘブル人への手紙8:6~12)

この新しい契約は主イエス・キリストの十字架の血潮を通して結ばれ、また御霊なる主が私たちの内に臨まれることを通して内側に御言葉が書き記され完成したものです。これがペンテコステに開かれた偉大な恵みであることを覚え、主に感謝を捧げましょう。

ダビデは詩篇27篇の4節でただ一心に主を求めることを願っています。彼は主の宮で主の麗しさを思い、思いにふけることを願っています。

この「思いにふける」とは「主のご人格と意思に夢中になること」を意味する言葉です。今日も御言葉を開く時、私たちは主のご人格に触れ、その意思に夢中になることが出来ます。そして一日中これが私たちの思いとなり、願いとなりますように。

主イエスにある契約を受けた御言葉の民として、今日も御言葉を愛して歩んでまいりましょう。

■A:考えてみよう
御言葉を朗読する時間を持ちましょう。教会カレンダーにおける日曜日のペンテコステまでに四福音書を一度は朗読しましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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