■S:今日の聖書の言葉
詩篇14篇7節

★ああ、イスラエルの救いがシオンから来るように。主が、とりこになった御民を返されるとき、ヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ。

■O:今日のコラム
現在コロナ禍の中でユダヤ人のコミュニティーでも感染が広がり、欧米においてはユダヤ人に対する憎悪が強まり、迫害が広がっているという報告を聞いています。そのような状況を通してユダヤ人がイスラエルに帰還する動きが加速度を増し、また今まではイエス・キリストを信じるユダヤ人であるメシアニックジューに対する受け入れが難しかったのが、この時期にイスラエル政府はメシアニックジューに対しても寛大に帰国の道を開いているそうです。様々な試練や困難を通しても福音がユダヤ人たちに伝えられることを祈るばかりです。

主は肉のイスラエル(民族的なイスラエル)と霊的なイスラエル(イエスに属する民、教会)の両方に救いと贖いを与えられます。アブラハムに約束を語られた時も「あなたの子孫を空の星(霊的なイスラエル)、海辺の砂(民族的なイスラエル)のように数多く増し加える。」(創世記22:17)と言っておられます。

今日の詩篇14篇においても「ヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ。」と記されており、ヤコブは民族的な肉のイスラエルの子孫を意味し、またイスラエルは約束の相続者となった主の民を意味しており、その両者に対する救いが約束されていることを心に留めたいと願います。

またここには「主が、とりことなった御民を返されるとき」と記されていますが、「とりこになる」とは別訳では「捕らわれの身となった、散らされた」という意味があります。北イスラエルの10部族はアッシリヤを通して全世界に散らされ現在に至るまでその部族の多くは失われた状態となっています。また南ユダ王国も紀元70年にローマに散らされた後、1948年にイスラエルが再建国され帰還したユダヤ人がいると共に、現在も世界の各地に離散したユダヤ人たちが残っています。

ユダヤ人の救いと同時にイスラエルの12部族の全ての贖いが主の御計画であることを数々の御言葉の約束を通して知ることができます。また民族的なイスラエルと共に、イエス・キリストにあって霊のイスラエル(パウロはガラテヤ6章16節で「神のイスラエル」と呼んでいる)とされた私たちが一つとなって主の民となり、永遠の相続者となることが主の偉大な御計画です。

では、民族的なイスラエルであっても霊的なイスラエルであっても回復する為には主イエスに立ち返ることが必要です。「御民を返される」と記されている「返される」という言葉はヘブル語で「シュヴ」と言います。この言葉には「悔い改めを通して回復する」という意味があります。

その全ての救いは「シオン」から来ることが約束されています。もちろん主は地理的なエルサレムを回復されますが、それと同時に「シオン」とは主の臨在が住まう場所であり、世界中の主を求める教会や祈りの家、聖徒たちを通して回復がこの地にもたらされていきます。今日も共に「シュヴ」神の回復を求めて祈りましょう。

■A:考えてみよう
自分と主との関係の回復を祈りましょう。
家族と主との関係の回復を祈りましょう。
日本の国家と主との関係の回復を祈りましょう。
イスラエルと主との関係の回復を祈りましょう。 

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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