■S:今日の聖書の言葉
民数記35章33節

★あなたがたは、自分たちのいる土地を汚してはならない。血は土地を汚すからである。土地に流された血についてその土地を贖うには、その土地に血を流させた者の血による以外はない。

■O:今日のコラム
創世記から申命記までの五つの書簡を「トーラー」と呼びます。トーラーに記されている教えや戒めは聖書の土台であり、トーラーは難関な書に感じるようでも、その御言葉を心に刻むことは非常に大切な信仰の基礎となるのです。

しかし、私たちはトーラーを読む時、その文字だけにとらわれて、それを守り行おうとするなら必ず信仰が死にます。人は誰もトーラーを完全に守ることは出来ません。イエス様の時代のパリサイ人や律法学者は誰の目から見ても完璧にトーラーの基準を守っているように見えました。しかし、イエス様は彼らに幾度も「あなた方はトーラーを守っていない。」と言われています。

私たちはトーラーの本質を掴み、そこからいのちに至る道を見出す必要があります。ヘブル語でトーラーという言葉は四つのアルファベットから成ります。その四つのアルファベットを分解するとこういう意味になります。

ターヴ 「十字架、完成」
ヴァヴ 「釘、人」
レイシュ「頭、初め」
ヘイ  「見よ」

トーラーという文字の中にこの意味が含まれており、これを合わせると「十字架に釘打たれた頭なる人を見よ」という言葉になります。つまりトーラーの中心はイエス様ご自身なのです。

イエス様はトーラーを廃棄する為にではなく、成就する為に来られました(マタイ5:17)。聖書の奥義はイエス様ご自身なのです(コロサイ1:27)。主イエス・キリストの十字架を通して見る時にトーラーは私たちを死に至らせる律法ではなく、いのちを与える神の生きた約束となるのです。

イエス様を通して律法を行う時、主の御言葉はこの世に贖いの力を解き放つものとなります。上に記した民数記の御言葉には血に対する責任が書いてあります。

日本は過去の歴史の中で多くの聖徒たちを殉教へと至らしめ、調査の結果には様々な差異があるものの10万人~100万人ほどの殉教者の血がこの国で流されました。また、戦争においてもアジアの多くの国々において血を流しました。もし、上記のトーラーの文字だけで見るなら日本は呪いを受けるべき絶望的な国です。

しかし、主イエスを通して見る時、大きな呪いが偉大な贖いの恵みに変えられます。私たちには義の裁きよりもすぐれたことを宣言する、新しい契約の仲介者キリストの血があります(ヘブル12:24)。この血により私たちは王権を持つ祭司とされています(黙示録1:5~6)。私たちが祭司としてこの国の罪を告白して祈り、主イエスの血潮の力をこの国に宣言して祈る時、日本に贖いと救いの道が開かれて行くのです。

聖書の中心はイエス様ご自身です。日々、御言葉の中にイエス様を見出し、御言葉を通してイエス様と出会い、聖霊様の助けを受けて御言葉(主の心)を行っていくことを追い求めましょう。

■A:考えてみよう
エペソ人への手紙1章17~23節を朗読して、今日も知恵と啓示の御霊なる主を求め、御霊により御言葉の奥義であるイエス様を新たに知ることを願って祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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