■S:今日の聖書の言葉
民数記33章5~6節
★イスラエル人はラメセスから旅立ってスコテに宿営し、スコテから旅立って荒野の端にあるエタムに宿営した。

■O:今日のコラム
33章の前半は出エジプトしたイスラエルの民の旅路が記されています。この章で、ひたすらに続くのは「~から旅立って、~に宿営した」という表現です。

皆さんもご存知の通り、主は荒野の中において、昼は雲の柱、夜は火の柱となってイスラエルの民を導かれました。

「主は、昼は、途上の彼らを導くため、雲の柱の中に、夜は、彼らを照らすため、火の柱の中にいて、彼らの前を進まれた。彼らが昼も夜も進んで行くためであった。」(出エジプト13:21)

イスラエルの民は、どんなに「こんな状態にとどまるのはいやだ…」と思ったとしても、雲の柱、火の柱が動くまでは、そこにとどまりました。また、どんなに「もう少し、ここにとどまっていたい…」と思ったとしても、雲の柱、火の柱が動くなら、速やかに自分たちの住まいである天幕をたたんで旅立つのでした。

その日々の中で主が見ておられたただ1つのこと、それは民の従順です。

今も昔もテント(ここでは天幕)をはるのには杭を打ち込むことが必要です。人が何日も何十日も住むかも知れない天幕の杭は簡単に抜けないように、しっかりと地に打ち付ける必要があったでしょう。また、それが大きな天幕であるならいくつもの杭を打ち込む必要もあったでしょう。

どんなに苦労して打ち込んだいくつもの杭であったとしても、主が「今」と言われたら、民はそれらの杭をすべて引き抜き、天幕をたたみ、旅立ちました。

反対に、「早く旅立って、約束の地に向かいたい」という思いが募ったとしても、雲の柱、火の柱が動かなければ、そこにとどまり続けました。

今のシーズンはこの両方の中で、私たちの信仰の歩み、私たちの神への従順が試されているように感じます。

今まで苦労して打ち込んできた杭を引き抜かなければならないシーズン。自分が築き上げてきたと思っていたものを一旦、さら地に戻すような状態にあるかも知れません。居心地の悪いような所、自分が思うように出来ないような状況にとどまらなければならないシーズン。自分の計画のすべてが一旦、ストップさせられているような状態かも知れません。

どのような状態であったとしても、主は私たちの反応、また心の態度を見ておられます。

ウィルス感染に関して、どんなに多くの人が気をつけていても、たった一人の無頓着な人の行動で台無しになってしまう、と言われているのを聞きました。

イスラエルの民がマナに関して、「次の日の朝まで残してはいけない」と言われていたのに、わざわざ次の日まで残して腐らせてしまったり、「七日目にはマナを集めに行ってはならない」と言われたにも関わらず、わざわざマナを集めに出かける者がいました。民のほんの一部の不従順のゆえに、主は「あなたがたは、いつまでわたしの命令と教えを守ろうとしないのか。」と嘆かれました。(出エジプト16:28)

私たちは皆でともに神のなさることに委ね、従順をまっとうし、誰一人として欠けることなく、安息の地に入ることができるようにと願います。

「また、彼らの中のある人たちがつぶやいたのにならってつぶやいてはいけません。彼らは滅ぼす者に滅ぼされました。
これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです。
ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」(1コリント10:10~12)

「また、わたしの安息に入らせないと神が誓われたのは、ほかでもない、従おうとしなかった人たちのことではありませんか。」(ヘブル3:18)

最後にもう一つ注目したいのは、神様の臨在を意味するこの雲の柱、火の柱は、神の民に危険が迫るときには敵から守られたということです。

「ついでイスラエルの陣営の前を進んでいた神の使いは、移って、彼らのあとを進んだ。それで、雲の柱は彼らの前から移って、彼らのうしろに立ち、エジプトの陣営とイスラエルの陣営との間に入った。それは真っ暗な雲であったので、夜を迷い込ませ、一晩中、一方が他方に近づくことはなかった。」(出エジプト14:19~20)

「朝の見張りのころ、主は火と雲の柱のうちからエジプトの陣営を見おろし、エジプトの陣営をかき乱された。
その戦車の車輪をはずして、進むのを困難にされた。それでエジプト人は言った。『イスラエル人の前から逃げよう。主が彼らのために、エジプトと戦っておられるのだから。』」(出エジプト14:24~25)

主に従いついていくならば、主が私たちの敵と戦ってくださることが約束されています!主が来られる日まで、主の御心に従い通していきましょう。

■A:考えてみよう
今、主はどの領域で私の従順を試されているだろうか?
自分の口から出てくる言葉は、感謝のことば、信仰の告白だろうか?それとも嘆きやつぶやきが多いだろうか?

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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