■S:今日の聖書の言葉
民数記24章2節

★バラムが目を上げて、イスラエルがその部族ごとに宿っているのをながめたとき、神の霊が彼の上に臨んだ。

■O:今日のコラム
バラムは聖書を読む私たちに対して混乱をもたらす預言者の一人です。まじないに通じて神々に仕える反面、ヤハウェなる主の御声を聞き、イスラエルを呪う為に立った時は、イスラエルを呪う代わりに祝福を宣言し、また神の霊に満たされ預言を語り、その預言においてはメシア預言までもが語られています。

こんなに素晴らしい主の働きをしながら一方においてはイスラエルを罪と不品行の中へと引き込んでいきます。このことが同時に起こっていくので混乱を招きます。

以前に私はある集会に参加していた時、そこでは確かに聖霊の働きがなされ、主を力一杯賛美し、多くの預言が語られ、様々な牧師やリーダーも参加しており、素晴らしい主の働きが行われている。と思うと同時に、いつも拭えない違和感と霊的圧迫、惑わしの霊とコントロールスピリットを感じ、これは一体どう理解すれば良いのだろうか。と悩みました。

しかし、主は御言葉を通してバラムの霊性を教えて下さり、全て納得がいきました。黙示録2章に記されているペルガモの教会にはバラムの教えが広がり教会をかき乱していました。主イエスはペルガモの教会にこう語っておられます。

「だから、悔い改めなさい。もしそうしないなら、わたしは、すぐにあなたのところに行き、わたしの口の剣をもって彼らと戦おう。耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。わたしは勝利を得る者に隠れたマナを与える。また、彼に白い石を与える。その石には、それを受ける者のほかはだれも知らない、新しい名が書かれている。」(黙示録2:16~17)

私たちは霊的なことを追い求めることは大切です。しかし、時に預言やしるしや幻や現象ばかりを追い求めて極端に霊的なことに傾き過ぎると、真理から離れ間違った方向にそれてしまうことがあります。聖霊様は真理の御霊です。真理の御霊なる主は必ず真理の御言葉と共に働きます。

モーセの幕屋の聖所には金の燭台(聖霊の働き)とパンの机(御言葉)が右と左に並列して置かれていました。それはまるで車の両車輪のように、どっちが欠けても進むことが出来ず、その二つが揃うことを通して至聖所へと向かうことが出来ました。

ペルガモとは「塔との結婚」という意味があります。つまり高き所と結ばれていました。バラムは高き所に登り霊的なことを求めました。しかし、教会はしるしや不思議や現象と結び付くのではなく、その源なるお方イエス様ご自身と結び付く必要があります。

我らが結びつくべき花婿なるイエス様の別名は「神のことば」と呼ばれています。イエス様がこのバラムの教えを持つペルガモの教会に対して「わたしの口の剣」すなわち御言葉を持って戦っておられることを覚えましょう。

そして主イエスにあり勝利を得る時「隠れたマナ」(御言葉の啓示と奥義)、「白い石」(御言葉による洗いと義の宣言)、「新しい名」(御言葉に基づくアイデンティティー)が与えられるのです。

私たちは霊的なことを大いに求め、御霊に満たされ続けることを日々求めましょう。それと同時に御言葉を愛し、御言葉の中にある主の御心を求めましょう。そのどちらかに傾くのではく、両方を求めてまいりましょう。

聖霊の油を受けて研ぎ澄まされた御言葉の剣を持って、私自身の内にある偽りのバラムの教えを打ち破っていくことが出来ますように。

■A:考えてみよう
今日も御言葉を口に出して朗読し、御言葉を自分の霊の蔵に蓄えましょう。
また、異言で祈り、知恵と啓示の御霊なる主に新たに満たされることを求めましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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