■S:今日の聖書の言葉
民数記11章4~6節

★また彼らのうちに混じってきていた者が、激しい欲望にかられ、そのうえ、イスラエル人もまた大声で泣いて、言った。「ああ、肉が食べたい。エジプトで、ただで魚を食べていたことを思い出す。きゅうりも、すいか、にら、たまねぎ、にんにくも。だが今や、私たちののどは干からびてしまった。何もなくて、このマナを見るだけだ。」

■O:今日のコラム
今日の箇所を読むとき、本当にイスラエルの民はエジプトでただ魚だけを食べたり、きゅうりやすいかを食べたりしていたのかな?と思いますし、個人的にはついついツッコミを入れたくなるような箇所です。

そんな箇所を何度も読む中で主が私の中に、この激しい欲望と訴えがあることを教えてくださいました。

イスラエルの民がかつていたエジプトを懐かしみ、そこでの生活を思い出し、あたかもそこがとても良い場所と環境であったかのように考え、以前の状態に戻ろうとする姿は、私の中にもあることを認めます。

まるでイスラエルの民が荒野という何もなく熱い渇いた地を通りながら、以前の生活を懐かしんだ姿は、このコロナ禍の状況の中で、以前の物事が上手く進んでいた状態や自分の中で立てていた計画の前進など、自分中心の自分の思い描くものを握っている私であることに気づかされます。

愛する皆様、決してコロナは良いものではなく、これらのことから守られて癒しが成されることを祈り続けますが、この未曾有の状況は、本当に重要なことは何か、何が真理なのか、揺るがないものは何であるのかについて考え、自分自身のこれまでの歩みを振り返る大きなきっかけとなったのではないでしょうか。

そんな中で何に信頼を置き、何を求め続けなければならないのかは皆様もお考えになったと思いますが、それは何なのでしょうか。

それはやはり荒野でイスラエルの民を養ったもののであるマナです。

「イスラエル人は人の住んでいる地に来るまで、四十年間、マナを食べた。彼らはカナンの地の境に来るまで、マナを食べた。」(出エジプト16:35)

マナは天から降るパン、つまり神の御言葉を指し示すものです。さらに言うのであれば、これは神の口から出る御言葉です(申命記8:3、マタイ4:4参照)。神の民である私たちは御言葉の民であるべきです。神の御言葉によって養われ建て上げられなければいけません。

今こそ砂の上に建てていた家を捨てて、岩なるキリストの上に家を築き上げていこうではありませんか。御言葉を蓄えながら、神様の導きと御声を求め待ち望もうではありませんか。

「エジプト」という言葉は「狭いところ」という意味であり、霊的には罪とこの世を象徴するものですので、エジプトの中にいるとは霊的に狭い場所に閉じ込められた状態です。またこの状態は、御言葉の表面しか読まず、都合の良いところしか受け取らないことでもあります(ガラテヤ4章、ヘブル6:1など参照)。

私たちはここから出ていかなければいけません。いのちと御霊の自由の中に召された者たちとして、約束の御国を相続するように召された者たちとして、主にあって力強く前進していこうではありませんか。

牧師先生やリーダーから多く分かち合われていることですが、神様のカレンダーでは、私たちはこれから聖霊様のバプテスマを受けようとしています。そしてちょうど今のシーズンはオメルカウンティング(主の御言葉を蓄えるとき)の真っ只中です。

かつて弟子たちの上に御霊が注がれ、その心の板に主の御言葉が刻まれたように、私たちも今のシーズンに主の霊でありいのちである御言葉を朗読し受け取って、偉大なる主のご計画であるペンテコステへと導かれていきましょう!

主はご自身の民に大いなる計画と召しを用意されています。ですから後ろのものを振り返らず、自分自身を中心とした計画や教えを捨てて、一心に前を向いて主にあって進んでいこうではありませんか!

「兄弟たちよ。私は、自分はすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。」(ピリピ3:13,14)

■A:考えてみよう
・イスラエルの民のように、過去のことを懐かしんだり、自分中心の事柄を求めていないだろうか。
・本当に大切なこと、揺るがないことは何だろうか。

今一度私たちの人生において重要なことを考え、主に信頼し、このシーズンに御言葉と祈りに励んでペンテコステへと導かれていきましょう!

■P:祈り
愛する神様、今日もあなたの恵みを感謝します。
私の中に自分中心の計画や思いがあったことを認めます。それらを手放しますから、あなたが進ませたいと願っている計画、その御言葉を悟らせてください。そして御言葉を蓄えますから、どうぞきたるペンテコステにおいて私の内に御言葉を刻んでください。あなたの霊で満たしてください。

愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 たくみ 】

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