■S:今日の聖書の言葉
★あなたがたは自分のために偶像を造ってはならない。また自分のために刻んだ像や石の柱を立ててはならない。あなたがたの地に石像を立てて、それを拝んではならない。わたしがあなたがたの神、主だからである。
■O:今日のコラム
世界中で猛威を振るう新型コロナウィルスに、私たちの生活は一変させられてしまいました。私は今まで生きてきて、これほど短時間で一気に世界が変えられたのを見たことがありません。
人は目に見えないもの、今まで経験したことの無いものに対して恐れを抱いてしまいます。そして、いつしかそれを神様よりも大きなものとしてとらえてしまいます。
今日の聖書の個所で、神様は「偶像を造るな」と言われています。これは、石像などの目に見える物以上に、私たちの心の中を占める、神よりも大きなものを意味します。しかも神様は「自分のために偶像を造るな」と言われています。
ヨブ記を読んでもわかるように、自分にとって良かれと思っていたことでも、神様の基準に照らし合わせると良くないことも存在します。もし、私たちが新型コロナウィルスに対しても、同じように思っているのであれば、それは自分のために偶像を造っていることになるかもしれません。
なぜ、偶像を造ってはいけないのでしょうか?
答えはシンプルです。「わたしがあなたがたの神、主」だからです。
■A:考えてみよう
皆さんに質問します。すべての創造主である神様と、被造物である新型コロナウィルスはどちらが強いですか?知らず知らずのうちに、神様よりも報道される情報に重きをおいていませんか?
もちろん、事実は認める必要があります。しかし、信じる私たちは目に見える以上に神の約束に目を留め続ける必要があります。
手洗い、うがい、消毒、マスク着用、三つの密を避けるなど、守るべきことは守り、そのうえで神様の約束を信じて待ち続けるのです。
へブル人への手紙10章36節にはこのように書かれています。
「あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」
神様が約束してくださったものを手に入れるために、神様の恵みにより頼んで、今できる最善を尽くしていきましょう。特に、みことばを蓄えることに集中していきましょう。
■P:祈り
すべての造り主なる天のお父さん、今日もいのちを与えてくださっていることを感謝します。今、全世界が苦しんでいます。私にできることは何でしょうか。今日も神様にそのことを聞き、それを行っていく力を与えてください。
そして、私の中であまりにも情報に振り回されている部分があるなら、それらを一時ストップして、神様にフォーカスする機会を与えてください。
なぜなら、あなたこそ私の主だからです。あれこれ心配することをストップし、ただ主に信頼を置きます。
心に平安を与えてください。みことばを通して隠れている私の中の偶像を明らかにし、それを主に明け渡していくことができますように。
十字架で勝利を取られた、全能の主、イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
【 しゅん 】
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