■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き5章12節

★また、使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議なわざが人々の間で行われた。みなは一つ心になってソロモンの廊にいた。

同15,16節

★ついに、人々は病人を大通りへ運び出し、寝台や寝床の上に寝かせ、ペテロが通りかかるときには、せめてその影でも、だれかにかかるようにするほどになった。
また、エルサレムの付近の町々から、大ぜいの人が、病人や、汚れた霊に苦しめられている人などを連れて集まって来たが、その全部がいやされた。

■O:今日のコラム
エルサレムの付近の町々から集まってきた人々、「その全部がいやされた。」

これはイエス様ではなく、弟子のペテロを通してなされた主の御業でした。まさにイエス様が「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行うわざを行い、またそれよりもさらに大きなわざを行います。わたしが父のもとに行くからです。」(ヨハネ14:12)と語られた通りのことが起きています。

通読している中で、普段あまりにもさらりと読んでしまっていましたが、今回、この箇所をよくよく考察してみると、ものすごいことだと心が震えました。ここに、どれだけの人数がいたかは分かりません。けれども、「その全部がいやされた」のです!内容が凄すぎて、兎角、他人事のように、物語のように読んでしまいがちですが、イエス様が語られた通りのことが、弟子たちにも起こりました。そして、これは私たちに起こるべきことであると信じます。

イエス様は教会にそのような権威を与えられました。

「ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。」(マタイ16:18)

私たち教会に、地獄の門さえも打ち破るほどの力、死さえも打ち破る力、命の力、復活の力が与えられているのです。病人に手をおけば、みな癒やされる、そのような力が与えられているのです。私たちは今日も、その真実の上に堅く立ちたいと願います。みなさんも、このような「超自然」なことを、超・自然(めちゃくちゃ当たり前)なこと、至極当然のこととして体験したいとは思いませんか?!私は体験したくてたまりません。

使徒の働きを読む時に、イエスの弟子たちがこの驚くべき真実の上を歩むことが出来た秘訣を、いくつも見ることが出来ます。

第一に、何につけても、御霊の力です。私たちと同じように弱さや葛藤を覚えていた弟子たちが別人のように、神の力にあふれて歩むようになったのは、彼らが御霊を受けてからでした。

それともう一つ、それは「一致」です。4章において、キリスト者たちは「心を一つ」にして祈りました。

「これを聞いた人々はみな、心を一つにして、神に向かい、声を上げて言った。『主よ。あなたは天と地と海とその中のすべてのものを造られた方です。』」(使徒4:24)

「『主よ。いま彼らの脅かしをご覧になり、あなたのしもべたちにみことばを大胆に語らせてください。
御手を伸ばしていやしを行わせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名によって、しるしと不思議なわざを行わせてください。』彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。」(使徒4:29~31)

彼らが心を一つにして「みことばを大胆に語らせてください」と祈った時、直ちに聖霊が臨み、彼らはみことばを大胆に語りだしました。

また、「イエスの御名によって、しるしと不思議なわざを行わせてください。」と祈った切なる祈りは、今日の5章の中で実現していきました。

「また、使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議なわざが人々の間で行われた。みなは一つ心になってソロモンの廊にいた。」(使徒5:12)

「イエスの血潮を宣言する祈り」の著者であるアテフ師が以前、終わりの時代の教会について、このように語っておられました。「終わりの時代、サタンが教会から奪っていこうとするものが2つあります。それはきよさと一致です。」

教会がきよさを失い、また一致を失う時、教会に与えられているこの偉大な権威と力、ハデスの門さえも打ち破る力、デュナミスの力、命の力を失います。サタンですら、自分たちの計画を果たすために一致している、とイエス様は言っておられます。

「イエスは彼らの思いを知ってこう言われた。『どんな国でも、内輪もめして争えば荒れすたれ、どんな町でも家でも、内輪もめして争えば立ち行きません。もし、サタンがサタンを追い出していて仲間割れしたのだったら、どうしてその国は立ち行くでしょう。』」(マタイ12:25,26)

世界中で疫病が流行り、人々が恐れに満ち、皆が失望している暗闇のこの時代に、唯一、教会だけがまことの光なるイエス様をかかげる特権を与えられています。私たち教会だけが、世の光となる特権が与えられています。アロンのように、生きている者と死にゆく者の間に立つことができるのです。(民数記16:48)

私たち教会がもし、互いを建て上げることをせず、協力することを選ばず、互いを批判したり、不満を言い、一致を失うなら、そのような偉大な召しを失うこととなります。

イエス様は終わりの時代のことにおいて「不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。」(マタイ24:12)と警告しておられます。今こそ、私たち教会は熱心に愛し合い、心を一つにすることを選んでいきましょう。

そして、今こそ、イエス様が約束された「信じる者に伴うしるし」を体験する者となっていきたいと切に願います!世界はこれを必要としています!

「信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」(マルコ16:17,18)

■A:考えてみよう
今は、過ぎ越し前の、罪の象徴であるパン種をとりのぞく期間であります。今日、自分の内にある一切の訴え、いかなる小さな批判でさえ、自分のうちから暴いて取り除きたいと願います。それは、真の過ぎ越しを体験するためであり、また私たち教会が、本来の召しに立ち返るためであります。

心合わせ、互いのためにとりなし、励まし合いながら、共に、このことに取り組んでいきましょう。

また、自分の上に立てられている権威者や牧師先生のため、また、コロナウィルスのために戦ってくださっている医療関係者の方々のためにもとりなしていきましょう。

■P:祈り
愛する天の父よ、私たち教会に偉大な召し、驚くべき権威と力を与えてくださっていることを感謝します。今こそ、イエス様が約束してくださったように、イエス様がなさった御業、またそれよりも偉大な御業を体験していきたいと願います。
そのためにも、今日、私の内にパン種のように息を潜めて隠れている一切の罪、一切の訴え、パン種のように小さな批判さえも、取り除きたいと願います。自分の力ではできません。聖霊様、どうぞ助けてください。あなたの恵みが、私のうちからパン種を取り除く力を与えてくださることを感謝します。そのことに取り組む勇気を与えてください。あなたの恵みに今日もより頼みます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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