■S:今日の聖書の言葉
出エジプト記3章10節

★今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。わたしの民イスラエル人をエジプトから連れ出せ。

■O:今日のコラム
出エジプト記3章の中で、モーセにエジプトからイスラエルの民を救い出す使命が与えられます。

モーセを水から引き上げ、育てたパロの娘が、「水の中から、私がこの子を引き出したのです。」と言ってモーセと名づけました。モーセの名前自体に、「モシェ」(引き出す)という意味があります。モーセがこの世に生を受ける前から、神様の計画がモーセの中にあったことが伺えます。

モーセは、エジプトのパロの下で育てられ、おとなになった時、自分の同胞が苦役に服しているのを見ました。そして、モーセは同胞を助けようとします。同胞を助ける情熱は、モーセの若い時から与えられていたのでしょう。しかし、自分の力に頼って同胞を助け出そうとします。そして、その試みは完全に失敗に終わるのでした。結果、モーセはエジプトから逃れ、ミデヤンの荒野で40年間、羊を飼うことになったのです。一見、なぜそのような遠回りをしなければならないのだろうと思うでしょう。しかし、そのミデヤンの荒野において、神様の御手の下にあって、モーセの人格が造り変えられたと信じます。

イエス様もバプテスマのヨハネから洗礼を受けました。その時、聖霊が鳩のように下って来て、聖霊に満たされました。その後、すぐに働きを…と誰もが思うのではないでしょうか。しかし、御霊は、イエス様を荒野へと導いたのでした。不思議なことです。そして、悪魔の試みに会われました。荒野において、イエス様は、本当に神様に頼るのか試みられます。

モーセも自分の力ではなく、本当に神様に頼るのかへり下る期間が必要だったのだと思います。だから、ミデヤンの荒野に導かれたことは、神様のご計画の中にあったことだったのだと思います。そして、神様のタイミングで真に神様からイスラエルの民を救い出すという召命を受けることとなるのです。誰もがインスタントに用いられる、主の器になることを望むでしょう。しかし、モーセも40年間という歳月を要したことを心に留めたいと思います。

私たち一人一人にも神様からの召命が与えられています。自分の前に置かれている状況がスムーズと思えない時にも、神様に、みことばに信頼することを学びましょう。神様が自分に何を学んで欲しいのか一つ一つ受け取る機会としていきましょう!

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ8:28)

■A:考えてみよう
・自分に与えられている神様の召命は何だろうか?
・今、置かれている状況において神様が自分に何を学んで欲しいと思われているか受け取ろう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あいこ 】

カテゴリー: マナメール

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