■S:今日の聖書の言葉
ヘブル人への手紙13章14,15節
★私たちは、この地上に永遠の都を持っているのではなく、むしろ後に来ようとしている都を求めているのです。
ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる(告白する)くちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。
■O:今日のコラム
新改訳聖書第三版には、今日の聖書箇所にある「御名をたたえるくちびるの果実」という部分の別訳として、「御名を告白するくちびるの果実」と記載されています。
ヘブル書の著者は、私たちがキリストの足跡に従い、十字架の道を歩むために、「絶えず、御名を告白するくちびるの果実をささげよう」と言っています。私たちがイエス様の歩みに従うためには、イエス様の御名を絶えず告白することが大切です。
イエス様のヘブル名である「イェシュア」は「主は救い(God is salvation)」という意味です。主の御名を告白するということは、「主が救いです。」という告白をするということです。「主が私の救いです」という告白は、大祭司であるイエス様に信頼することを表明する告白です。イエス様ご自身を告白することは、ヘブル書の中で繰り返し見られることでもあります。
「私たちの告白する信仰の使徒であり、大祭司であるイエスのことを考えなさい。」(ヘブル3:1b)
「さて、私たちのためには、もろもろの天を通られた偉大な大祭司である神の子イエスがおられるのですから、私たちの信仰の告白を堅く保とうではありませんか。」(ヘブル4:14)
もし、自分自身を見るならば絶望します。変わらない弱さと罪の性質が私たちの中にあります。しかし、私の救いは「私」にかかっているのではなく、「主」にかかっています。私たちが自分の力で救いに到達することができないので、主が完全な解決を与えてくださいました。
私たちの人生において、「救い」というみわざを主が成し遂げてくださいます。そのことを告白することが、賛美のいけにえ、くちびるの果実です。これは天においても捧げられているささげものです。
「その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。彼らは、大声で叫んで言った。『救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある。』」(黙示録7:9,10)
■A:考えてみよう
多くの詩篇で、主が救いであるという告白がされています。詩篇を朗読してひれ伏し、賛美のいけにえ、くちびるの果実を捧げましょう。
■P:祈り
愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 けいしろう 】
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