■S:今日の聖書の言葉
ヘブル人への手紙7章25節
★したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。
■O:今日のコラム
愛する皆さん、完全に救われることを願いますでしょうか。確かにイエスキリストを主と告白する者は救いの中に入れられた者ですが、その達成へと向かう道半ばにあることも覚えます。
「そういうわけですから、愛する人たち、いつも従順であったように、私がいるときだけでなく、私のいない今はなおさら、恐れおののいて自分の救いの達成に努めなさい。 」（ピリピ2:12）
ではどのようにして救いの達成に努めていくのでしょうか。それは今日の箇所にもあるように、毎日イエス様に信頼し続けること、イエスキリストの信仰に預かる者となることです。私たちは私たちの力によって救われるわけではありません。もちろん救いの達成に努めますが、自分で自分を救うことはできません。なぜなら救いは主のものだからです。また自己努力で救われるのであれば神様は必要ではなくなってしまいます。
ですから、私たちは私たちを完全に救うことのできる唯一の大祭司、イエス様に信頼しなければなりません。イエス様が毎日必要であることを告白し、昨日よりも今日、今日よりも明日、益々イエス様に依り頼む者となりたいと願います。
「また、このようにきよく、悪も汚れもなく、罪人から離れ、また、天よりも高くされた大祭司こそ、私たちにとってまさに必要な方です。」（ヘブル7:26）
「私たちは、このキリストによって、両者ともに一つの御霊において、父のみもとに近づくことができるのです。」（エペソ2:18）
父のみもとに近づく方法はイエスキリストにのみあることを覚えます。イエスキリストの中にあって私たちは父に近づき完全にされるのです。ですから私たちにとってまず必要なのは、イエス様に近づき、イエス様の前に出ることです。ただし、どのようにして近づくかが重要です。
たとえば、何時間も祈ったから、断食したから、聖書たくさん読んだから、必要を満たしてください！などの動機で神に近づく者であり続けてはいけません。私たちは、完全に救われるために神に近づく者となろうではありませんか。
「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます。罪ある人たち。手を洗いきよめなさい。二心の人たち。心を清くしなさい。」（ヤコブ4:8）
また百人隊長やマルタの妹マリヤが、私たちを救うことのできる命の御言葉を求めてイエス様に近づいたように、私たちもそのような者となりましょう。御言葉に信頼しましょう。
「イエスがカペナウムに入られると、ひとりの百人隊長がみもとに来て、懇願して、」（マタイ8:5）
「彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。 」（ヨハネ10:39）
■A:考えてみよう
完全に救われるためにはどうしたらいいでしょうか。また私たちはどのような者として主に近づいていたでしょうか。
「ほかの大祭司たちとは違い、キリストには、まず自分の罪のために、その次に、民の罪のために毎日いけにえをささげる必要はありません。というのは、キリストは自分自身をささげ、ただ一度でこのことを成し遂げられたからです。」（ヘブル7:27）
イエス様はただ一度で私たちの贖いを成し遂げ、父なる神に至るまことの道を開いてくださいました。今日もイエス様の十字架に信頼し、その力を体験し、父なる神に近づかせていただこうではありませんか。
「また、このようにきよく、悪も汚れもなく、罪人から離れ、また、天よりも高くされた大祭司こそ、私たちにとってまさに必要な方です。」（ヘブル7:26）
導かれるならば、この御言葉を握りながら、昨日よりも今日、イエス様が必要であることを告白し祈りましょう。イエスキリストの信仰により頼みましょう。
■P:祈り
愛する父なる神様、あなたの御名をほめたたえます。今日も注がれているあなたの愛をありがとうございます。
神様、あなたが完全であるように、私も完全でありたいと願いますが、それとは程遠い現実があることを認めます。ですから私は私の力ではなく、イエス様が必要な者であることを心から告白します。神に近づく者を完全に救うことのできる方に信頼いたします。ですから今日もあなたの前に出ることを選び取ります。御言葉を今日も開き、私の根っこから造り変え続けてください。
愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 たくみ 】
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