■S:今日の聖書の言葉
マタイによる福音書20章26~28節

★あなたがたの間では、そうではありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、あなたがたのしもべになりなさい。人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためであるのと同じです。」

■O:今日のコラム
今日のこの御言葉は、実際的な教えであると同時に、霊的に成熟した者として生きる為への招きでもあります。多くの場合私たちは「仕えること」と「霊的なこと」を分けて考えがちですが、仕えることは霊的成長において非常に有益な訓練となります。

アブラハムは仕えることを通して御使いをもてなしイサクを実として受けました。リベカはアブラハムのしもべに仕えることを通して約束の系図に組み込まれ、ヨセフは仕えることを通してエジプトの大臣に昇進し、世界を治めるリーダーとなりました。

サムエルは大祭司エリに仕えることを通して神の御声を明確に聞く預言者となり、ダビデは羊飼いとして忠実に仕えることを通してイスラエル全体を導く王となりました。ダニエルは王に仕えることを通してバビロンでもペルシアでも影響力のある大臣となり、エステルとモルデカイは仕えることを通してイスラエルを大虐殺から救い出しました。

また誰よりもイエス様ご自身がこの地上での歩みにおいて三十歳になるまで両親に仕え、救い主としての使命を果すための準備をされました。その他聖書の多くの箇所から仕える者たちに注がれる神の祝福や好意や奇跡を見ることが出来ます。

アダムが創造された時、主は人に働きと使命を与えました。

「神である主は人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。」(創世記2:15)

この「耕す」という言葉はヘブル語では「アバド」ですがその意味は「仕える、奉仕する、礼拝する」という意味があります。私たちは仕える存在として創造されました。それなので仕えて生きる時、神の本来の使命が私たちの人生の中に開かれて行くのです。

仕えることと礼拝することは同じ言葉が使われています。仕えることと礼拝することには違いが無いのです。たとえば私の身近な生活の中で、本当に小さな習慣を分かち合うと、私は平日の多くは夜明け前の午前3時に起き、4時には祈りの家に行きます。祈りの家で毎日主の御前に教会の働き人や聖徒たち、神の家族をとりなし祈り、また日本の教会や祈りの家や各地の聖徒たち、そして街や国家のリーダーの為にとりなし祈ります。とりなし祈ることが主から私に与えられている、仕える使命なのでそれを続けています。

それと同時に、一通りのとりなしと礼拝が終わると、今度はトイレの床を磨いて掃除をし、会堂を綺麗に整えます。トイレ掃除をする時、この役割と機会を私に与えて下さった主に感謝しながら掃除するので、毎日掃除の最中に喜びが溢れます。その時、掃除をするのと、人前でメッセージや祈りを導き、賛美を捧げ礼拝するのには何も違いが無いことが分かります。掃除をするのも、人前で奉仕をするのも主の御前に等しく礼拝なのです。

私たちはどこかで「霊的で信仰的なこと」と「実際に仕えること」を区切っていないでしょうか。これは繋がった一つのテーマです。家庭でも、職場でも、あらゆる場所で私たちは仕えることを通して礼拝者として生きることが出来るのです。

今日から全ての業務において主に感謝をすることを始めましょう。「なぜ私がこんなことをしなければ。」とつぶやくのではなく、私に仕える者の姿勢を与え、しもべとなる機会を下さった主に感謝を捧げます。この任せられた働きにおいて主に感謝を捧げ、礼拝者として歩みます。と告白し、委ねられた働きを忠実に取り組んでまいりましょう。

■A:考えてみよう
上記に記した御言葉をもう一度、音読し、朗読し、仕える者として日々生きることが出来るように、主に求めて祈りましょう。

「あなたがたの間では、そうではありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、あなたがたのしもべになりなさい。人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためであるのと同じです。」(マタイ20:26~28)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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