■S:今日の聖書の言葉
マタイによる福音書12章7,8節

★『わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない。』ということがどういう意味かを知っていたら、あなたがたは、罪のない者たちを罪に定めはしなかったでしょう。
人の子は安息日の主です。

■O:今日のコラム
イエス様がパリサイ人たちに対して怒られた内容のほとんどは、彼らが目に見える事柄ばかりを重んじて、本質を見失い、大切にしなければならないものを軽んじていることでした。今日は、パリサイ人たちが見失っていた安息日の本質を見ていきたいと思います。

今日の箇所で、パリサイ人たちは、イエス様の弟子たちが安息日に麦を摘んで食べたこと、またイエス様が病人を癒やされたことを非難しました。

安息日は、愛する民とともに交わる時間として主が定められたものです。人が地上の働きの手をとめて、主のために時間を取り分けるようにと定められました。けれどもパリサイ人たちはそのような主の愛に応える代わりに、外側の規定に思いが捕われ、安息日の本質を見失っていたのです。

「そのころ、イエスは、安息日に麦畑を通られた。弟子たちはひもじくなったので、穂を摘んで食べ始めた。」(マタイ12:1)

弟子たちが「ひもじくなったので、麦穂を摘んで食べ」たとありますが、この「ひもじく」は原語では「空腹」であり、山上の垂訓にもでてくる「心の貧しい」の「貧しい」と同じ言葉になります。

安息日の本質、それは私たちが霊において主に飢え渇くことです。

人知をはるかに超えたキリストの愛を知ること、また主ご自身を知ることとを求め続け(エペソ3章)、主に渇き、主の真実な愛に満たされること。それが安息日において、主が人との交わりに求めておられることです。

また、イエス様は会堂に入り、片手の萎えた人を癒やされました。安息日のもう一つの本質、それは人が造られた本来の姿、主と同じ満ち満ちた姿を回復することです。別の言い方をするならキリストのご人格が私たちの内に建て上げられることです。(ガラテヤ2章20節、エペソ4章)

他の福音書でも、安息日に弟子たちが麦穂を食べることと、病人が癒やされることが出てきますが、もう一つ、安息日とセットで記されていることがあります。それは、イエス様が会堂に入って、みことばを開き人々に教えられた、ということです。

感謝なことに、私たちは金曜日の夕暮れ(安息日)を待たずとも、毎日この安息の時間を持つことができます。

私たちが日々の生活の中で、安息日の本質に立ち返り、主に渇き、主を知りたいと求め、本来の姿を回復すること、すなわちキリストのご人格が内に建て上げられることのために自分を明け渡すなら、イエス様がみことばを教えてくださり、みことばをもって私たちを癒やし、愛し、満たし、建て上げてくださると信じます。

■A:考えてみよう
賛美、みことばの朗読、血潮の宣言、異言での祈りなど、あらゆることをもって、私たちはきよめられ、造り変えられ、神様が用意してくださっている安息へと入ることが出来ることを感謝します!

私たちは何をするにも(賛美、みことばの朗読、血潮の宣言、異言での祈り…etc)、パリサイ人たちのように、主の御心を見失わないように気をつけたいと願います。

安息の本質には飢え渇きが欠かせませんが、飢え渇きすら、主がくださるものであることを覚えます。私たちには、その飢え渇きをいただくために出来ることがあります。それは断食です。

自分自身が主以外のもので満ち足りているなら、飢え渇きは起こりません。食もそうですが、食べ物に限らず、目で見るもの、耳で聞くもの、その他なんでも自分を満たすために得ているものを、自ら断ってみることが、新しい飢え渇きを受け取ることの助けとなるでしょう。

ユダヤ人は安息日には実際の仕事をストップしています。私たちも神様との安息のために、何かストップする必要があるものがあるかも知れません。聖霊様に聞いてみましょう。

■P:祈り
愛する主よ、私たちと永遠の安息の時をもちたいと願い続けてくださっていることを感謝します。その愛に応えていきたいです。私の熱心さ、その情熱が的を外すことがありませんように。
その日その日の主の御心が何であるかを、悟ることができますように。自分の今日の一歩が間違っていないか、聖霊様、毎日教えて下さい。自分の内の間違いを悟ったら、いつでも手放すことのできる従順な者、へりくだった者とならせてください。
神様が本当に願っておられることをさらに知って、それに応える生き方をしていきたいです。日々のあなたとの安息の時間の中で、永遠の安息の前味を味わえる恵みを感謝します。あなたとひとつになるその日を、夢見続けます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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