■S:今日の聖書の言葉
創世記44章33,34節
★ですから、どうか今、このしもべを、あの子の代わりに、あなたさまの奴隷としてとどめ、あの子を兄弟たちと帰らせてください。
あの子が私といっしょでなくて、どうして私は父のところへ帰れましょう。私の父に起こるわざわいを見たくありません。
■O:今日のコラム
今日の箇所からユダの悔い改めの姿を見ることができます。ヨセフを奴隷として売ろうと提案したのはユダでした。父のヤコブはヨセフが死んだと思い、心を痛めて悲しみました。ユダは自分がした行為がどれほど自分の父親を悲しませているのか解らなかったのです。
神様はユダに悔い改めの機会を与える為に、ヨセフを通して試みに合わせられました。
ヨセフの銀の杯がベニヤミンの荷物に入っていたことにより、ベニヤミンはヨセフの奴隷になるところでした。しかし、ユダは自分がベニヤミンの身代わりになって奴隷になると申し出たのです。そして、44節の最後にこのように言いました。
「私の父に起こるわざわいを見たくありません。」
ユダが犯した罪がどれ程自分の父を悲しませているのか?ユダはヨセフによる試みによってようやくそのことに気づくに至りました。長い時間が掛かりましたが、悔い改めの心がユダに与えられたのです。
私たちもユダと同じように隣人を憎み、罪を犯すことがあります。罪を犯している時は周りが見えなくなり、天の父が悲しむ姿を想像する事が出来ません。そのような私たちに対してイエス様は十字架上でこのように言われました。
「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」(ルカ23:34)
罪を犯すとは、天の父なる神様を悲しませることです。私たちはその事が解らずに罪を犯してしまいます。しかし、イエス様の十字架の姿を見る時に、私たちはようやく自分がしている事に気付くのです。
聖霊様は罪を悟らせ、天の父の悲しみを教えてくださいます。そして、私たちをイエス様の十字架の元へと導き、悔い改めの心を与えて下さいます。ユダが悔い改めたように、私たちも毎日イエス様の十字架を通して悔い改め、神様の御心に叶った歩みを選択して行きたいと思います。
■A:考えてみよう
私たちの周りの人々に対して、憎しみがある人、赦せない人はいないでしょうか?
私たちが祈りの中で悔い改め、聖霊様の力によって赦しを選択する時に、天の父の悲しみは喜びへと変わり、天で大きな喜びが沸き起こることでしょう。
■P:祈り
主よ、私の心に赦す事が出来ない人がいるならば、その人を赦す心を与えてください。イエス様あなたに信頼します。
愛するイエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン。
【 あきひろ 】
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