■S:今日の聖書の言葉
創世記35章1節
★神はヤコブに仰せられた。「立ってベテルに上り、そこに住みなさい。そしてそこに、あなたの兄エサウからのがれていたとき、あなたに現れた神のために祭壇を築きなさい。」
■O:今日のコラム
シャバットシャローム!
創世記35章はヤコブの人生の集大成が書かれている箇所です。ヤコブからイスラエルに名前が変わり、ベテルでの出来事、ラケルの死とベニヤミンの誕生、父イサクの死がありました。
神様が最後にヤコブに語られた願いの一つが今日の一節です。主は何を願っておられたのでしょうか?
『立ってベテルに上り、そこに住みなさい。』『あなたに現れた神のために祭壇を築きなさい。』
ベテルはヘブル語でベイト=家、エル=神という二つの単語が合わさってできている単語です。つまりHouse of God、神の家という意味です。
主は「神の家に行き、そこに住みなさい。」とヤコブに仰せられました。主の心は創世記から黙示録に至るまで、人と共に住むこと、共に時間を過ごすこと、交わりたい!という心であることがわかります。なんとも明確、シンプルなことなのでしょうか。
ヤコブはベテルへと再び出発しました。ヤコブは、家族と一緒にいる者たちに語っています。
「あなたの中にある異国の神々を取り除き、身をきよめ、着替えなさい。」(創世記35:2)
主の家に行くとは、主がおられる家に帰るということです。ヤコブを助けた全能なる神がおられる家。その時にしなければならないことがまさにヤコブが言った事でしょう。
異国の神々。つまりは偶像、私たちがいつしか慕い、好んでしまっているもの、時間、こだわり。主の家にふさわしくないもの全般です。取り除くことがなければ、例え主の家に入ったとしてもそれらに時間を費やしてしまうことになります。
主の家に行くとは、物質的に行くことではないことがわかります。実際に体は教会に行っているかもしれません。しかし、私たちの心が主の家に行くことを願っているでしょうか?主と共に住むことが形だけのものではとてもではないけれど疲れるでしょう。
イエス様は神の家を熱心に思うあまり宮の中の商売人、両替人たちの台を倒されました。それほどに、主の家を思われていたお方です。それが、父の心でもあるからです。
主の願われることは、共に住むこと。なんともシンプルなことでしょう。その天のお父様の心、イエス様の心を知ることが私の中に回復されていきますことを願います。
■A:考えてみよう
・主はどうして共に住むことを願っておられるのでしょうか。
・神の家を思う熱心が私の中に啓示されていきますように。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あはごん 】
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