S:今日の聖書の言葉
創世記37章28節
★そのとき、ミデヤン人の商人が通りかかった。それで彼らはヨセフを穴から引き上げ、ヨセフを銀二十枚でイシュマエル人に売った。イシュマエル人はヨセフをエジプトへ連れて行った。
■O:今日のコラム
ヨセフの人生というのは本当に波乱万丈の人生でした。今日の箇所でもその一部が記されていますが、ヨセフは彼が見た夢の話しによって兄弟の怒りを買い、エジプトへ行く商人に売り飛ばされてしまいます。
ただこのようなヨセフの歩みを読むときに、彼の歩みがイエス様の雛型であることを覚えます。
エジプトというのは霊的な意味として罪の象徴ですが、そのエジプトにヨセフは連れて行かれます。これはイエス様が幼子のときにヘロデ王の手を逃れるためにエジプトに行ったことと重なると思います。
ヨセフは兄弟たちの妬みゆえにエジプトへ連れて行かれました。同じようにイエス様もパリサイ人らの妬みにより、十字架刑として裁かれます。このようにヨセフの歩みはイエス様の雛型だと言えると思いますが、そのようなヨセフの歩みを詩篇の著者はこのように言っています。
「主はひとりの人を彼らにさきがけて送られた。ヨセフが奴隷に売られたのだ。彼らは足かせで、ヨセフの足を悩まし、ヨセフは鉄のかせの中に入った。彼のことばがそのとおりになる時まで、主のことばは彼をためした。」(詩篇105:17~19)
主はご計画をもってヨセフをエジプトへと行かせ、またヨセフの語った夢が成就するまで、ご自身の御言葉をもって彼を試されました。
ヨセフの歩みは試練や困難の連続でしたが、神の御言葉によって試されることで、神のご計画と御旨だけが成されたことを覚えます。
「この方は、銀を精錬し、これをきよめる者として座に着き、レビの子らをきよめ、彼らを金のように、銀のように純粋にする。彼らは、主に、義のささげ物をささげる者となり、ユダとエルサレムのささげ物は、昔の日のように、ずっと前の年のように、主を喜ばせる。 」(マラキ3:3~4)
主は私たちを精錬しきよめて混じり気のないものとしてくださり、主が喜ぶいけにえを捧げる者としてくださることを感謝します。自分自身の内側を省みるとき、混ぜ物だらけで汚れがあることを認めますが、主が御言葉をもって私を試しきよめてくださり、私のうちに、また私を通してご自身の御心を成してくださることを信じます。
■A:考えてみよう
ダビデはこのように告白しています。
「主よ。私を調べ、私を試みてください。私の思いと私の心をためしてください。」(詩篇26:2)
今日も主の御言葉を愛し、またその御言葉によって内側を試してくださいと主に祈ろうではありませんか。
誰一人として初めから聖い者はいません。主がきよめてくださるからこそ、私たちは主の似姿へと回復していくことを信じます。
■P:祈り
愛するイエス様、あなたは十字架の計画を知っておられながらもこの世に来られ、私の命を贖ってくださったことを感謝いたします。
ですから今日もあなたの知恵と啓示の御霊を豊かに注ぎ、あなたの御言葉を聞かせ悟らせてくださり、あなたが喜ぶ者へとさらに回復させてください。ヨセフがあなたの御言葉によって試されたように、私もあなたの御言葉によって試してくださり、あなたの聖さの中を歩ませてください。
愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 たくみ 】
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