■S:今日の聖書の言葉
創世記24章21節
★この人は、主が自分の旅を成功させてくださったかどうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。
■O:今日のコラム
創世記24章は、アブラハムの息子、イサクの花嫁探しのストーリーです。
息子イサクはイエス様の型であり、花嫁リベカは教会の型である、と以前に学んだことがあります。今日、注目を置くように神様が導いてくださったのは、アブラハムのもとから遣わされた「アブラハムのしもべ」です。
上記のことを踏まえてこのしもべを見るならば、このしもべは、天の父のもとから遣わされ、イエスキリストについてあかしをし、花嫁なる教会を花婿イエス様のもとに導かれる、聖霊様の型です。
「わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。」(ヨハネ15:26)
「御霊も花嫁も言う。『来てください。』これを聞く者は、『来てください。』と言いなさい。渇く者は来なさい。いのちの水がほしい者は、それをただで受けなさい。」(黙示録22:17)
助け主なる聖霊様は、最後の最後まで、花嫁なる教会とともにおられ、花婿主イエスとの婚姻の時まで花嫁と共に立ち、花嫁を整え、とりなし続けてくださるお方です。
アブラハムのしもべを通して、リベカはイサクと出会うことができました。私たちも聖霊様がおられなければ、本当の意味でイエス様と出会うことはできませんでした。「イエスは主です」と告白する時も、花嫁として整えられ、イエス様の似姿につくり変えられる工程を歩む時も、すべてが聖霊様の御業であり、聖霊様の助けによることです。
「ですから、私は、あなたがたに次のことを教えておきます。神の御霊によって語る者はだれも、『イエスはのろわれよ』と言わず、また、聖霊によるのでなければ、だれも、『イエスは主です』と言うことはできません。」(第一コリント12:3)
「私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」(第二コリント3:18)
このリベカのストーリーの中に「自分の姿」を探すとき、皆様はどのような思いを抱くでしょうか?
リベカは、喜んで従い、しもべだけでなくラクダにも水を飲ませました。要求された以上のことをするリベカの姿を、自分と重ね合わせて比較する時に「あぁ、自分はこのようではない」と落ち込みました。
もちろん、このリベカのような花嫁として回復していくことは神様の心であり、本当に大切なことです。しかし、今回このマナメールを書くにあたって「自分の姿」ではなく、まず「神様の姿」を探すよう導かれた時に、このアブラハムのしもべの姿を通して、聖書は聖霊様と出会わせてくださいました。
聖霊様は、父なる神様の心を知っておられるお方です。私たちに与えられている自由意志を尊重しつつも、天の父のご計画が成し遂げられることを願い、私たちをいつも見守っておられるのです。
「私はあなたの御霊から離れて、どこへ行けましょう。私はあなたの御前を離れて、どこへのがれましょう。」(詩篇139:7)
「神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知っているでしょう。同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知りません。」(第一コリント2:10,11)
今日の御言葉にあるように、天のお父さんの御旨、そのご計画がなされているかどうかを知ろうと、聖霊様は黙って、花嫁なる教会を見つめておられます。
また、黙示録に書かれているように、教会に対して愛ゆえの警告をも与えてくださるお方です。
「耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。」(黙示録3:22)
私たちの国籍は天にあり、天に住まいがあるので、私たちはこの地においては旅人であり、寄留者です。花婿と花嫁が出会い、共に歩み続けるその旅路の中には、いつも聖霊様がおられることを忘れてはいけないのです。
「これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです。」(ヘブル11:13)
今日、私の中にどんな御霊の実が結ばれているのか、どんな御霊の賜物、力、能力が与えられているのか…自分を見つめること以上に「聖霊様との生きた交わり」「愛の関係」「正直な会話」が私たちの生活のあらゆる時間の中に回復し、聖霊様を通して、愛するイエス様を見つめる目が与えられていきますように。
■A:考えてみよう
下記の御言葉を朗読し、黙想しましょう。御言葉に基づいた信仰が、今日一日、私たちの心と思いを満たしますように。
「神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。私をあなたの御前から、投げ捨てず、あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。あなたの救いの喜びを、私に返し、喜んで仕える霊が、私をささえますように。」(詩篇51:10~12)
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 こばあい 】
オンライン献金はこちらから。
大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。