■S:今日の聖書の言葉
創世記9章1節

★それで、神はノアと、その息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地に満ちよ。

■O:今日のコラム
今日の箇所では創世記1章28節にもあるように、ノアに対しても主は「生みなさい、ふえなさい、地に満ちなさい」と仰っています。これは主が人に与えておられる創世の初めから変わることのない召しであると思います。

文字通りの意味を汲み取ると、結婚して家庭を築いて子どもをたくさん産んで、この地を治めていくということになると思います。そしてそれは神様の御心であると思います。しかし独身の方などにはその文字通りの意味を適用することはできません。

ですので、私たちは書かれた文字通りの意味だけではなく、聖霊様からその御言葉に隠されている啓示も教えていただく必要があると考えます。

今日は「生めよ」という言葉に注目しますが、これは原語では、「実を生み出す」などの意味になります。実はその種が蒔かれることを通して生み出されます。種とは聖書では御言葉ですので、御言葉が蒔かれることによって、御言葉の実が実ることになります。別の言葉で表現するのであれば、私たち自身の内なる人に御言葉が蒔かれることを通して、御言葉が私たちから生み出されていき、御言葉と一つになる者を建て上げていくことだと言えます。

「しかし、口から出るものは、心から出て来ます。それは人を汚します。」(マタイ15:18)

私たちの内にイエス様のことばがあるかどうかによって、私たちが生み出すものが決まります。

この2020年も私たちの内なる人に御言葉を蒔いていきましょう。その御言葉は表面の部分だけではなくて、知恵と啓示の御霊を通して御言葉の啓示も蒔かれていくことを求めていこうではありませんか。

「また、私は、御座にすわっておられる方の右の手に巻き物があるのを見た。それは内側にも外側にも文字が書きしるされ、七つの封印で封じられていた。」(黙示録5:1)

御言葉の外側だけではなく、その内側も開かれて、そのすべての御言葉が私たちの内なる人に蒔かれていきますように。

御言葉を生み出すことを主はアダムに任せ、ノアに任せ、ダビデに任せ、最終的には私たちにも任せてくださっています。この変わることのない主からの召しの中を今年も主にあって進んでいきましょう。

■A:考えてみよう

「マリヤは言った。『ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。』こうして御使いは彼女から去って行った。 」(ルカ1:38)

マリヤがイエスキリストを身ごもり生み出したように、私たちも聖霊様を通して御言葉という種を身ごもり生み出す者となりましょう。

そのために具体的に聖書を朗読するスケジュールと目標を立てると同時に、御言葉の啓示を受け取るために、月に1回からでも聖書を精読する時間を設けていきましょう。

■P:祈り
御言葉であられるイエス様、あなたを愛します。御言葉が与えられていることを心から感謝します。あなたがアダムの時から人に対して変わらずに与えてくださっている召しに生きていきたいです。そのためにも御言葉を朗読しその啓示を受け取ることができるための知恵と啓示の御霊を豊かに注いでください。

愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 たくみ 】

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