■S:今日の聖書の言葉
ゼカリヤ書6章12~15節

★彼にこう言え。「万軍の主はこう仰せられる。見よ。ひとりの人がいる。その名は若枝。彼のいる所から芽を出し、主の神殿を建て直す。
彼は主の神殿を建て、彼は尊厳を帯び、その王座に着いて支配する。その王座のかたわらに、ひとりの祭司がいて、このふたりの間には平和の一致がある。」
その冠は、ヘルダイ、トビヤ、エダヤ、ゼパニヤの子ヨシヤの記念として、主の神殿のうちに残ろう。
また、遠く離れていた者たちも来て、主の神殿を建て直そう。このとき、あなたがたは、万軍の主が私をあなたがたに遣わされたことを知ろう。もし、あなたがたが、あなたがたの神、主の御声に、ほんとうに聞き従うなら、そのようになる。

■O:今日のコラム
ここは、ユダヤ人の第二の神殿再建に関する預言と、メシヤ預言に関わるみことばです。

この時、ユダヤ人はバビロン捕囚からの帰還が許されただけでなく、帰国してから神殿の再建を許されました。ユダヤ人にとっての神殿は「神の民」としての彼らのアイデンティティーでもあります。そのことを許可されたユダヤ人たちは始めは喜びをもって再建に取り組み、神殿の礎を据えました。

けれども、再建の途中であらゆる脅しや妨害にあい、再建が途中で中断されます。そうこうしているうちに、民は自分の生活を優先させ、神殿再建の作業から離れていってしまいました。

ユダヤ人は、神殿、つまり神を礼拝すること、神を中心とした生活を建て直すことよりも、自分を中心とした日常生活を建て上げることを優先していったのでした。

今日の聖句の「遠く離れていた者」とは、ユダヤ的表現で「異邦人」のことを意味しています。なんと、驚くべきことにこの神殿の再建に異邦人である私たちも加えられることが預言されています。

現代に生きる異邦人である私たちにこの預言はどう関係するのでしょうか。今日、私たちが建て上げるようにと主が道を開いてくださっている神殿、それは私たち自身であります。

「あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、知らないのですか。」(第一コリント6:18)

創造の始めに、人に罪が入ることによって、私たちの内側の神殿は壊れてしまいました。神と「ひとつ」であった、その究極の親密な交わりであった宮が壊されてしまったのです。神はなんとしてでも、その親密さを取り戻したいと、あらゆる形で私たちに近づき続けてくださっています。私たちもその熱烈な愛に応えていきたいと願います。

神との親密な交わりの場所としての神の宮、私たちの内側の神殿は、日々のみことばの朗読、イエス様の血潮により頼むこと、御霊による祈りと礼拝によって、建て直されていっていることを覚えます。

敵はあらゆる脅し、疑い、失望、忙しさ、また生ぬるさなどによって、私たちの神殿再建を妨害してきます。私たちは日々、自分中心の日常生活を建て直すことへと心と思いが奪われるような誘惑にさらされています。そのような中にあって、私たちはその暗闇の力に抵抗して、礼拝中心の生活を建て直すことを選択しなければなりません。

主の宮は建て直される、とみことばが約束しています!主と同じ姿に変えられる、私たちの内なる人が完成することに希望をもって、ともに励まし合いながら神殿再建に取り組んでいかれたらと心から願います。

今日も神の宮の中心の王座を、王の王なるイエス様に明け渡していきましょう。神殿再建のために、毎日毎日一つひとつの石が積み上げられていったように、私たちもこつこつと日々のみことばの朗読、祈りと礼拝によって内なる人が建て上げられていっています。私たちのたましいは癒やされ、造り変えられていっています。

1日2日ではその変化は小さく、なんの変わりもないように見えます。けれども1ヶ月、いや1年2年とさらに年月をかける時、建て上げられるものはどれほどに大きなものであろうと思わされます。それは遠くから見ても、誰が見ても分かるほどの変化があると信じます。

■A:考えてみよう

「あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」(ヘブル10:36)

忍耐をもって、この神殿再建に取り組んでいきましょう。同じ、再建するなら、喜びをもって取り組んでいかないと損です。「やらされている」というもったいない考え方、義務感を捨てましょう。日々のみことばの朗読は、みことばなる主とお会いする時間であります。なんと幸いな時間でしょうか!

1年後、2年後、5年後…みことばによって建て上げられた内なる人はどれほどの変化を遂げていることでしょうか。今、勝利することのできない事柄、今、振り回されているような事柄があるでしょうが、宮が建て上げられていくうちに、私たちは将来、そのような事柄を足の下に従え、治める者、勝利者へと造り変えられていくことを確信します!

■P:祈り
愛する天のお父様。あなたが私たちとひとつになることを願い求めてくださっている、その愛をありがとうございます。あなたを王として歓迎する宮を、また主を礼拝するための神殿を、日々建て直していきたいと願います。そのためには御霊の助けが、絶対に必要です。今日もへりくだり聖霊様に、より頼みます。あなたを尊び、歓迎します。
今日もみことばによって、御霊に属さない私の肉の性質、自己中心さを切り分けていくことができますように。痛みの伴う作業であっても、それによって私のたましいが最終的に癒やされ、きよめられることを感謝します。
神様が約束してくださったものを手に入れたいです。今日も忍耐をもって取り組むことができますように。御霊が私を支えてくださることを感謝します。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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