■S:今日の聖書の言葉
ゼカリヤ書2章10節
★シオンの娘よ。喜び歌え。楽しめ。見よ。わたしは来て、あなたのただ中に住む。 －主の御告げ－
■O:今日のコラム
今日の御言葉において「あなたのただ中に住む」と約束された神様の願いは、聖書の最初から最後まで、私たちと “共に住まう” ことである、と学び続けてきました。
エデンから始まり、アダムを通して罪が入ってから、神様は人と会うために、下記のようなあらゆる方法を提示し続けてくださいました。
「エデン」→「祭壇」→「モーセの幕屋」→「ダビデの幕屋」→「神殿」→「十字架」→「教会」→「千年王国」→「新天新地」
※引用：レーマ聖書学院「聖書に基づく教会論 第1回」
旧約の時代を生きたダビデは、詩篇においてこのように告白し、いつも “主と共に住まう” 願いを持っていました。
「私は一つのことを主に願った。私はそれを求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために。」(詩篇27:4)
「私の目に眠りを与えません。私のまぶたにまどろみをも。私が主のために、一つの場所を見いだし、ヤコブの全能者のために、御住まいを見いだすまでは。』」(詩篇132:4,5)
そして新約の時代、イエス様は十字架にかかられる前に宮の中で売り買いする者たちを追い出しました。”主と共に住まう” ための宮の中にあった、祈り(愛の関係)ではなく、欲望(取引の心)や宗教を忌み嫌い、それらを妥協することなく追い出されました。
「宮に入られたイエスは、商売人たちを追い出し始め、こう言われた。『「わたしの家は、祈りの家でなければならない」と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にした。』」(ルカ19:45,46)
預言書・アモス書において「ダビデの幕屋の回復」について書き記されています。終わりの時代の教会が、御言葉に書かれている教会の姿「祈りの家」「栄光の教会」「花嫁なる教会」として回復し、ダビデの幕屋の回復の時、後に永遠に共に住まう住まいを用意された花婿なるイエス様が、花嫁を迎えに戻ってこられます。
「その日、わたしはダビデの倒れている仮庵を起こし、その破れを繕い、その廃墟を復興し、昔の日のようにこれを建て直す。」(アモス9:11)
旧約の時代も、新約の時代も、神様と共に歩んだ者の心の向かうところは ” 主と共に住まう ” ことでした。そしてこれから成就する約束の御言葉・預言書においても、その中心にある神様の心はいつも、私たちと ” 共に住まう “ことです。
私たちの花婿イエス様は、今日も「あなたと一緒に居たい。一緒に時間を過ごしたい」そのように語りかけてくださることを感謝します。
一日の生活の中のあらゆる時間、あらゆる場所で神様を認め、神様を歓迎し、時に時間を区別して主と交わる時間を持つことができますように。有り余る中からではなく、ない中から捧げる2レプタは、主の心を喜ばせる捧げ物となることを感謝します。
「しかし、愛する人たち。あなたがたは、この一事を見落としてはいけません。すなわち、主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。」(2ペテロ3:8)
この御言葉を見る時に、愛する方と過ごす時間、その日々はあっという間に過ぎ去ることを覚えることができます。主は、私たちと永遠に共に住まう御国を、私たち以上に待ち望んでおられ、そして私たちを栄光の御前に立たせてくださる、真実なお方であり、羊飼いであり、信仰の完成者であり、主権者なるお方です。
今日もこのお方に信頼し、このお方と共に歩み、私たちの肉から出る願いや計画を超えて、神様のご計画が一人一人のうちに、そしてこの時代に成されるために、とりなしの城壁が神の家族の中に、今日も堅固に築き上げられるように祈りましょう。
一人一人の内なるエルサレムが、主の城壁により守られ、主の主権の中で造り変えられ続け、一人一人が神様の住まいとして回復し、私の中に、もはや私ではなく、私のうちに生きておられるイエスキリストの栄光が現されますように。
「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」(ガラテヤ2:20)
■A：考えてみよう
今日も、継続して城壁のとりなしの祈りをするとともに、下記の御言葉を朗読し、黙想しましょう。御言葉に基づいた信仰が、今日一日、私たちの心と思いを満たしますように。
「しかし、わたしが、それを取り巻く火の城壁となる。－主の御告げ－ わたしがその中の栄光となる。』」(ゼカリヤ2:5)
■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 こばあい 】
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