■S:今日の聖書の言葉
テモテへの手紙第二 2章 21節

★ですから、だれでも自分自身をきよめて、これらのことを離れるなら、その人は尊いことに使われる器となります。すなわち、聖められたもの、主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うものとなるのです。

■O:今日のコラム
今日の箇所を読むと、「自分自身をきよめて、これらのことを離れる」と二つの動詞が書かれているように見えます。しかし、原文を見ると動詞は一つしか書かれていません。直訳するなら切り離すという意味で、欽定訳聖書ではpurgeと訳されています。

きよめられる、とはつまり分離されるということです。それは、このことばが使われている他の箇所を見てもわかります。

「新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたはパン種のないものだからです。私たちの過越の小羊キリストが、すでにほふられたからです。」(1コリント5:7)

「取り除きなさい」と訳されているのがそのことばです。ここで書かれた、取り除くべきパン種と、2テモテで書かれた、離れるべき「これらのこと」には、共通していることがあります。それは、真理ではないものが混ぜられている、ということです。

真理以外が混ぜられたものから切り離されなさいとパウロは語っています。その目的は、完全に神に捧げられた者になることです。どちらの箇所でも、自分を神様に捧げることについて書いています。

主に受け入れられる捧げものの条件の一つは、混ぜ物がなく純粋であることです。旧約時代の礼拝の規定を見ると、神様は混ぜものがされた捧げものを受け取られないことがわかります。

私たちはきよめられることを熱心に求めるあまり、きよめられること自体が最終目的になってしまうことがあります。しかし、きよめは完全に主に捧げられた者になるためのものです。

私たちは、ご自身を全く捧げ切ったイエス様の歩みに召されました。イエス様のように、自分自身を完全に主に捧げるために私たちは偽りや混ぜ物から切り離され、純粋になる必要があります。

■A:考えてみよう
真理以外から分離されるために、どうすればよいでしょうか。純粋なみことばを食べることはもちろん必要なことです。しかし、すでに自分の中に入ってしまった不純物を取り除く方法は何でしょうか。

いくつかのみことばから、火によると思います。

「主のみことばは混じりけのないことば。土の炉で七回もためされて、純化された銀。」(詩篇12:6)

「まことに、この方は、精錬する者の火、布をさらす者の灰汁のようだ。この方は、銀を精錬し、これをきよめる者として座に着き、レビの子らをきよめ、彼らを金のように、銀のように純粋にする。」(マラキ3:2b,3a)

「すべては、火によって、塩けをつけられるのです。」(マルコ9:49)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 けいしろう 】

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