■S:今日の聖書の言葉
コロサイ人への手紙1章9~10節

★こういうわけで、私たちはそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように。
また、主にかなった歩みをして、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善行のうちに実を結び、神を知る知識を増し加えられますように。

■O:今日のコラム
「真の知識」とは、何でしょうか?原語では定冠詞(英語でいうTHE)がついています。つまり「THE知識」です。

10節に目を向けるなら「神を知る知識」とあります。原語では「THE神の知識」という意味の語です。神の知識、真の知識とはイエス様です。イエス様を知ることこそ永遠のいのちなのです。
 
ここを見るなら、キリストを知るとは勉強だけではなく、最終的には主に従って歩む生き様によって得られることが分かります。しかしそれは霊的な知恵と理解力が必要であって、祈りの生活無しに得られるものではありません。
 
ここを見ているとマルタとマリヤを思い出します。マルタはとにかく自分の思いつく限りを尽くしイエス様のために仕えようとしました。しかしだんだん最初の目的からそれ、神との愛の関係から離れて、最後にはイエス様に対して憤慨し戒められる結果になりました。
 
一方マリヤは、大切な「ただ一つのこと」を選びました。この聖句は、別訳では「必要なのはただ一つだけです」となっています。主の御前にとどまること無しに私たちは信仰に生きることはできません。主の御前にとどまること無しに行いに生きるなら、すぐにイライラし、心は騒ぎ、イエス様に戒められることになります。いえ、祈りの生活をもっていても、イライラし心が騒ぐなら祈りが必要です。
 
御前にとどまるなら、必ず主は霊的な知恵と理解力を与えてくださると信じます。すでにパウロがとりなして祈ってくれています。私も祈ります。神を知るための知恵と啓示の御霊がこれを読んでいる方々に注がれますように!そうして御心を知ったなら、それを行う責任と権威が与えられているのですから、それを行うことによって主への愛と従順をあらわすことができるのです。
 
そうして私たちは、THE神の知識であるイエス・キリストを知っていく、一つにされていくことができることを感謝いたします。

■A:考えてみよう
御前にとどまり、出て行くという習慣を身につけましょう。遣わされた働きの中で平安を失うなら、すぐに、短くでも御霊の助けを祈り求めましょう。異言があるならそれを用い、聖霊様のとりなしに頼りましょう。

■P:祈り
ただ一つのことを大切にします。あなたを愛し、御前にとどまる時間を聖別して捧げ、毎日あなたとの親密な時間を持つことができることを感謝いたします。
そこで語られたことを行う力さえもあなたがくださることを信じます。私は私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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