■S:今日の聖書の言葉
ヘブル人への手紙8章10節

★わたしが、それらの日の後、イスラエルの家と立てようとする契約はこれである、と主が言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、彼らの心に書きつけよう。こうして、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となるであろう。

■O:今日のコラム
このへブル人への手紙は、当時のユダヤ人クリスチャンに向けて書かれたもので、彼らはユダヤ社会から追放され、ローマ政府からの迫害も受けていたので、自分たちの信仰は揺れ動いていました。

初めの契約は、モーセを通して与えられた律法、二枚の石の板に書かれた十戒です。このことによって、イスラエルの民は神様の御心にかなった民族として歩むことができました。しかし、そんなイスラエルの民でさえも、偶像礼拝を行ってしまったのです。それほど、罪の力は大きいんです。

神様はよりすぐれた新しい契約を人の心に書き記されました。新約では、その契約を私たちの心に書き記してくださるのです。そのことによって天の御国の民としてくださるのです。

では、どうやって神様は心に書き記されるのでしょうか。それは、聖霊を私たちの心に与えることによって書き記されるのです。

私たちは、自分や人の失敗をいつまでも覚えているということがあります。そして、それを責めてしまいます。でも、神様は、私たちの罪を全てご存知のはずなのに、「わたしは、彼らの不義をあわれみ、もはや、彼らの罪を思い出すことはしない。」(ヘブル8:12)そのように言ってくださるお方である事を感謝しようではありませんか。神様がそのように言ってくださっているのに、私たちが自分や人を責めたり、裁いたりしてはいけませんよね。

私たちは古い契約ではなく、新しい契約によって生きるものとされている事を感謝しましょう。13節には「神は、『新しい』と言われたことによって、初めの契約を古いとされたのである。年を経て古びたものは、やがて消えていく。」(ヘブル8:13)と書いてあります。ですから私たちは、もう人を裁くのではなく、新しい契約によって神様の愛みと恵を流し出していく者として歩ませていただこうではありませんか。

■A:考えてみよう
自分は、置かれている場所でどのような存在ですか。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 てる 】

カテゴリー: マナメール

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