■S:今日の聖書の言葉
ヘブル人への手紙6章11~12節

★そこで、私たちは、あなたがたひとりひとりが、同じ熱心さを示して、最後まで、私たちの希望について十分な確信を持ち続けてくれるように切望します。それは、あなたがたがなまけずに、信仰と忍耐によって約束のものを相続するあの人たちに、ならう者となるためです。

■O:今日のコラム
今日の箇所であるヘブル6章は、背教に対しての警告から始まります。なぜなら、この時代、ユダヤ教に回帰する者たち、キリストから離れていく者たちがいたからです。

「一度光を受けて天からの賜物の味を知り、聖霊にあずかる者となり、神のすばらしいみことばと、後にやがて来る世の力とを味わったうえで、しかも堕落してしまうならば、そういう人々をもう一度悔い改めに立ち返らせることはできません。彼らは、自分で神の子をもう一度十字架にかけて、恥辱を与える人たちだからです。」(ヘブル6:4~6)

最近、有名な牧師やワーシップリーダーが、棄教したというニュースを聞きます。彼らも今日の箇所にあるように、「聖霊にあずかる者」「神のすばらしいみことばを味わった者」だったのではないかと思います。それでも、キリストから離れてしまうのはなぜでしょうか。

「ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」(第1コリント10:12)

何かうまくいっている時、成功したり、順調な時こそ、倒れないように気をつけなければなりません。自分自身が、しっかりと揺るがない望みに堅く立っているか点検することが必要です。また、もし、うまくいかない時、失敗したり、後退しているように思う時は、主に感謝することを選び取りたいと思います。その時こそ、信仰を働かせる機会となるからです。

今日の箇所に「信仰と忍耐によって約束のものを相続する」とあります。約束のものを相続するためには、信仰だけではなく、忍耐も必要です。約束のものを相続した人たちの例として、アブラハムが出てきますが、彼は、約束を得るまでに30年という長い間待ちました。

「こうして、アブラハムは、忍耐の末に、約束のものを得ました。」(ヘブル6:15)

もし、忍耐を通らずに与えられたらどうでしょうか。子どもたちも、待たずに何でも与えられるなら、わがままに育ってしまいます。私たちもそうです。

祈りが聞かれない時、答えがわからない時、忍耐することは決して簡単ではありません。期間が長ければ、時に諦めてしまいそうになります。自分の力により頼むなら、信仰を持ち続けることも、忍耐することも難しいでしょう。しかし、私たちが信仰と忍耐を持ち続ける方法があります。それは、自分ではなく、イエス様により頼むということです。

今日の箇所で「信仰」とは、「すなわち、神の力、知恵、いつくしみに絶対的な信頼と信用をよせて、キリストにあって、全人格的に神によりたのむこと」と詳訳聖書に書かれています。人や状況は変わりやすいものです。自分自身の考えや心も変わりやすいのに、人や状況が自分を裏切ることなく、絶対に変わらないなんてことはないでしょう。

しかし、絶対に変わらないお方がいます。それは、イエス様です。このお方に私たちは「絶対的な信頼」をもってより頼むことができます。このお方に、より頼むなら、失望させられることがありません。

「この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:5)

今日の箇所では、「最後まで、私たちの希望について十分な確信を持ち続けてくれるように」とあります。私たちの希望とは何でしょうか。私たちの希望、私たちの望み、それはイエス・キリストです。

「--律法は何事も全うしなかったのです--他方で、さらにすぐれた希望が導き入れられました。私たちはこれによって神に近づくのです。」(ヘブル7:19)

律法において全うできなかった贖いを、イエス様は完全に成し遂げて下さいました。そして、私たちがイエス様によって父なる神のみもとへと近づくことが出来る恵みを与え、こんな弱さや欠けだらけの私たちのために今もとりなして下さっているのです。(ヘブル7:24~25参照)

ですから、このお方に確信を持つこと、最後まで信頼することを私たちは選び取っていきたいと願います。たとえ、そのように思えない状況や困難にぶつかったとしても、私たちは諦めずに信仰の告白を堅く保ち、約束のものを相続した者たちのようになりたいと願います。

■A:考えてみよう
・私は何に希望をおいているだろうか、確信を持っているだろうか。

・人生の中で、一部分、今の状況だけを見ていないだろうか。人は、短いスパンで物事を見やすいものです。私もそうです。しかし、聖書を朗読していくなら、主のご計画は一部分や短いスパンではなく、長く、はかりしれないものです。主の約束は変わることがありません。

大事なのは、私たちがどんな時でも、イエス様を見上げて、信仰と忍耐を持って待ち続けることが出来るかどうかです。共に、約束のものを相続する者、御国を受け継ぐ者としての生き方をしていきましょう!

「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。」(ヘブル12:2)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ささまな 】

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