■S:今日の聖書の言葉
ヘブル人への手紙5章12節
★あなたがたは年数からすれば教師になっていなければならないにもかかわらず、神のことばの初歩をもう一度だれかに教えてもらう必要があるのです。あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになっています。
■O:今日のコラム
ヘブル5章で、パウロは年数からすれば教師になっている人々に対して、このように語っています。13節では神のことばの初歩、つまり乳ばかり飲む者は幼子であり、義の教えに通じてはいないとまで言っています。
神のことばの初歩は、別の箇所ではこの世の幼稚な教えという意味で使われています。
「あのむなしい、だましごとの哲学によってだれのとりこにもならぬよう、注意しなさい。それは人の言い伝えによるもの、この世の幼稚な教えによるものであって、キリストによるものではありません。」(コロサイ2:8)
ヘブル人たちは長年神のことばを食べ続けてきましたが、キリストによるものではない幼稚な教えを受け取り続け、必要としていたのです。彼らは肉に属しているために、堅い食物を食べることができないのです。
「私はあなたがたには乳を与えて、堅い食物を与えませんでした。あなたがたには、まだ無理だったからです。実は、今でもまだ無理なのです。あなたがたは、まだ肉に属しているからです。」(1コリント3:2,3a)
この「肉」とは、原語では「人間的な」という意味があります。私たちは神のことばに対する人間的な理解、自分勝手な解釈をする肉の性質に死ななければならないのです。
では神のことばを正しく受け取るためにはどうすればいいのでしょうか?聖霊様によって耳が開かれることです。
「この方について、私たちは話すべきことをたくさん持っていますが、あなたがたの耳が鈍くなっているため、説き明かすことが困難です。」(ヘブル5:11)
急に堅い食物が食べられるようになるわけではありません。毎日の訓練が必要です。ヘブル5章14節にもあるように、毎日私たちは神のことばを食べ続ける中で自分勝手な解釈を捨て、聖霊様によって耳を開いて頂き、真に良いものを受け取り続けていきましょう。
■A:考えてみよう
みことばを食べ続ける中で、幼子からキリストにある成熟へと目指して行きましょう。そのためにも今一度、自分自身を点検する必要があります。
毎日聖霊様を歓迎し、人から出たものではなく、神から出た真に良いものを受け取ることができるように祈っていきましょう。
■P:祈り
「こういうわけで、私たちはそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように。」(コロサイ1:9)
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まこと 】
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