■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書17章3節

★その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。

■O:今日のコラム
ユーチューブで、次のような証の映像を見ました。長年教会で仕える司教が長寿を全うし、召されようとしていました。病室で家族に見守られる中、最期の時を過ごしていると、司教が「ああ、幸せだ。家族に見守られ、いのちが果てようとしている。あ、今、私を迎えに御使いたちが廊下を歩いてきている。どんどんと近づいている」と言ったそうです。

家族も平安の中、その時を過ごしていると、司教は突然ものすごい形相になり、「ちがう!おまえじゃない!私をどこに連れて行こうとするんだ!やめてくれ!」と言ったまま、苦痛の表情で召されたそうです。

この映像は、とてもショッキングでした。教会で長い時間を過ごし、たくさんのメッセージを聞いていたとしても、私たちは永遠のいのちに入れないかもしれないという警告を受け取りました。

私たちはいったいどのようにしたら永遠のいのちに入ることができるのでしょうか。その答えが今日のみことばにあります。

「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。」(ヨハネ17:3)

ここでの「知る」とは、単に誰かのことを情報的に知るということではなく、ギノースコーというギリシャ語で、夫婦の関係を表現するときに使われる言葉です。つまり、神様との関係を持つことが永遠のいのちに入るために欠かせないことであることがみことばからわかります。

それでは、どのようにすれば神様との関係を持つことができるのでしょうか。みことばを見てみましょう。

「もし、私たちが神の命令を守るなら、それによって、私たちは神を知っていることがわかります。」(1ヨハネ2:3)

みことばは、神の命令を守ることが神を知ることだと言います。神様との関係を持つには、神の命令を守ることです。それでは、別の角度から永遠のいのちを見てみましょう。

「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。」(ヨハネ5:24)

永遠のいのちを持つために必要なのは主を信じることです。主を信じる信仰が私たちを永遠のいのちに導きます。しかし、信じるということばはただぼんやり信じることではなく、具体的なことばです。信じるとは聞き従うことです。

「御子を信じる者は永遠のいのちを持つが、御子に聞き従わない者は、いのちを見ることがなく、神の怒りがその上にとどまる。」(ヨハネ3:36)

御子を信じるもの=永遠のいのちを持つ
御子に聞き従わない=いのちを見ることがない

このような図を見ることができるでしょうか。みことばは、信じるもの=聞き従う者であるということを示します。確かに、他のみことばにもそのことを見ることができます。

「まことに、そむくことは占いの罪、従わないことは偶像礼拝の罪だ。あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」(1サムエル15:23)

「また、わたしの安息に入らせないと神が誓われたのは、ほかでもない、従おうとしなかった人たちのことではありませんか。それゆえ、彼らが安息に入れなかったのは、不信仰のためであったことがわかります。」(ヘブル3:18,19)

みことばを見るなら、「神を知る=神に従う」つまり「永遠のいのち=神を知ること=神に従うこと」という式を見ることができます。

私たちがこの地上で成し遂げるべき使命は、主のみことばを聞き、それに従うことです。王の王への絶対従順です。しかも、それは私たちにとって重荷ではなく、喜びの道のりとなります。

相変わらず自分を中心にして、神様を私たちの願いに従わせるという信仰は捨て去りましょう。神様は便利屋でもアラジンの魔法のランプのようなものでもありません。私たちを創造された神です。

永遠のいのちを得るために、今日もみことばに従っていきましょう。

■A:考えてみよう
あなたは、永遠という時間をどこで過ごしますか?

ヨハネの福音書17章全体を自分の聖書で音読してみましょう。できたら3回、さらにできる方は7回繰り返して読んでみましょう。この祈りは、イエス様の切なる祈りが生々しく記されたイエス様の祈りです。この祈りの書の後半で出てくるひとつのキーワードがあります。「ひとつ」です。

これはエデンの園で罪が入る前、神様とアダム、エバの間になんの隔ての壁もなく、完全な「ひとつ」であった状態の一つです。

私たちは創造主を創造主と認めず、このお方に従うことができないという不従順の罪を犯し、その結果私たちに死がもたらされました。これは人の努力によって解決できるものではありません。しかし、神様はまたもう一度、人と「ひとつ」になりたいと願われ、大切な御子を完全な神でありまた人である姿としてこの地に送ってくださいました。

このお方は罪なくこの地で過ごされ、自らのいのちを十字架で捧げ、その血(いのち)の代価で罪にまみれた私たちのいのちを買い取ってくださいました。なんという恵みでしょうか!

受ける価値なき私たちに無償で永遠のいのちを与えてくださり、罪が許されたと知るなら、このお方を再び裏切ることなどできません。ですから毎日回心(悔い改め)続け、そして、恵みによって私たちの内なる人を建て上げてくださる主に信頼し、信仰を持ち続ける生き方が必要です。

この福音を理解し、福音に生きることが、主とひとつになることです。そして、それが主の願いです。この地上にいながら、主の願いどおりに生きることができることはどれほど幸いなことでしょうか。

このことを理解し、「福音」について思いを巡らしてみましょう。

■P:祈り
愛する天のお父さん、聖なる聖なる聖なる神であるお方が、罪を持った私に救いの手を差し伸ばしてくださり、永遠のいのちを与えてくださったことを感謝します。
まだあなたと完全にはひとつになっていませんが、やがて私たちをお迎えに来てくださるイエス様のお顔を拝し、完全にひとつとなるその時まで、完全を目指してみことばに聞きしたがって行くことができるよう、私たちを助け励ましてください。
あなたと「ひとつ」になれるその日を夢見て、今日も歩んでいきます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

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3 個のコメント


  1. まるちゃん より:

    いつもメルマガをみて、早天の配信を聞きながらデボーションしてます。
    尊い働きに感謝します。
    ありがとうございます。

    今日のメッセージにあった司教の証って、なんと言うタイトルの動画でしょうか。
    まだアップされたデータが残ってるなら、私も見てみたいのでYou TubeのURLを教えてほしいです。

    どうぞよろしくお願いします。

  2. まるちゃん より:

    ありがとうございます。

    英語がわからないので、これから翻訳しながらしっかり見てみますが、映像だけでも怖さが伝わってきます。
    いつも目を覚まして居ないといけないという戒めとして受け取ります。
    感謝します😄

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