■S:今日の聖書の言葉
ホセア書2章20節
★わたしは真実をもってあなたと契りを結ぶ。このとき、あなたは主を知ろう。
■O:今日のコラム
ホセア書のストーリーを知っておられるでしょうか。神様を離れて、他の神々に走って行ってしまったイスラエルの罪の大きさ、また、そんなイスラエルを赦して呼び戻そうとする神様の愛の強さ、真実さが描かれています。この愛を示すために、神様はホセアを遣わします。
「主がホセアに語り始められたとき、主はホセアに仰せられた。『行って、姦淫の女をめとり、姦淫の子らを引き取れ。この国は主を見捨てて、はなはだしい淫行にふけっているからだ。』」(ホセア1:2)
神様はホセアに、遊女をめとって自分の妻とすることを命じました。そしてホセアは行って、ゴメルを妻として迎えます。このホセアと遊女ゴメルの関係は、神様とイスラエルの関係になぞらえています。すなわち、主は再びイスラエルを妻として迎え入れるということです。
ホセア書の大きなテーマは、「回復」です。神様に背き、他の神々に行ってしまったイスラエルを、主は裁くと同時に回復を与えられます。
「主は引き裂いたが、また、いやし、私たちを打ったが、また、包んでくださるからだ。」(ホセア6:1b)
ホセアがゴメルに取った行動は、主が民を赦し、ご自身との関係を回復されることの預言的行動でした。
主は、私たちをいやし、包み、再び立ち上がらせてくださるお方です。民が不誠実であったにもかかわらず、神の誠実さは変わらなかったように、たとえ私たちが神様から遠く離れていたとしても神様の真実さは変わることがありません。私たちがその真実な主の愛に立ち返るとき、主は、私たちを包み、いやし、立ち上がらせ、ご自身との関係を回復してくださいます。ですから今日のみことばは、とても大切な主からのメッセージです。
「わたしはあなたと永遠に契りを結ぶ。正義と公義と、恵みとあわれみをもって、あなたと契りを結ぶ。わたしは真実をもってあなたに契りを結ぶ。このとき、あなたは知ろう。」(ホセア2:19,20)
この神様の語りかけに応答したいと心から願います。しかし、その愛を知ってもなお、私たちは簡単に主から離れてしまいやすいものです。ゴメルはまた夫を裏切り再び遊女へと戻っていきました。
私たちの中にある肉の性質は、悔い改めてもなお罪を犯し続けます。何度悔い改めても、また同じ失敗をしてしまいます。その時、「自分はなんて罪深い人間なのだろう。神様はこんな私を見てがっかりしておられるに違いない。私は神様にとってちっぽけな存在だ。」と自分を責め続けます。しかし、今日私たちは、神様の真実さに目を留めたいと思います。
「…わたしはあなたと永遠に契りを結ぶ。」
主は、3度も続けて「契りを結ぶ」と言われました。主は私たちと婚姻関係を結び、私たちを「あなたは私の者」「私の民」「私の愛する花嫁」と呼んでくださるのです。…それなのに私たちは簡単に主から離れてしまいます。
ホセアは神様の心を背負って、再び行ってゴメルを愛します。
「私は彼女に言った。『これから長く、私のところにとどまって、もう姦淫したり、ほかの男と通じたりしてはならない。私も、あなたにそうしよう。』(ホセア3:3)
ホセアがあきらめずにゴメルを愛したように、主は私たちを絶対にあきらめておられません。イエス様の十字架は絶対にあきらめない強い愛です。
多くの人々がイエス様を見て、裏切り、拒絶しました。イエス様はただひたすらだまってその傷を、恥を、苦しみを背負われました。イエス様はゲツセマネの園で、心が張りさけそうな程の苦しみを受けられ、十字架の上で刺し通されました。
イエス様が見捨てられ、裏切られ、傷つけられたことによって、イエス様は私たちのことを絶対に裏切らず、見捨てることはありません。どこまでも手を差し伸べ続ける、計り知れない大きな愛です。
この朝、主の前に出て行き、主の真実な愛に目を向けていきましょう。
■A:考えてみよう
今日、自分の性質を見ることをやめ、「わが愛する者よ。私の花嫁よ。」と呼んでくださる主の真実さに目を留めましょう。
どこまでもあきらめない主の真実な愛に応答しましょう。そして、私たちも、花婿なるイエスが来られるその日まで主の中に留まり続ける決心をしましょう。
■P:祈り
主よ、あなたの十字架の愛をありがとうございます。あきらめないその力強い愛をありがとうございます。
どんなことがあっても、もうあなたから離れません。しかしたとえ離れたとしても、あきらめずどこまでも私たちに手を指し伸べ続けてくださるあなたの力強い愛に心から感謝します。
今日、あなたの中にとどまることを決心します。花婿イエス様が来られるその日まで、あなたのもとにとどまり続けます。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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