■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書1章35~37節

★その翌日、またヨハネは、ふたりの弟子とともに立っていたが、イエスが歩いて行かれるのを見て、「見よ、神の小羊。」と言った。ふたりの弟子は、彼がそう言うのを聞いて、イエスについて行った。

■O:今日のコラム
今日の1日も主とともに歩み、主につき従い、主の弟子として歩むことができますように。

私たちは、自分自身が主に従い主の弟子として歩むことと同時に、人々を主のもとに連れていくことが任されています。私たちが本当に主の弟子として歩んでいくならば、私たちは人々を主のもとへと連れていく、主のもとに導く働きを主とともにするようになります。

今日の通読箇所であるヨハネ1章には、主を知り主に従う者が、主について自分の身近な人に証しをし主のもとに連れていく話が3つ書かれています。

一つ目は、バプテスマのヨハネでした。ヨハネは「見よ、神の小羊」と自分のふたりの弟子に証をし、神の小羊であるイエス様を知らせました。そして、ヨハネの弟子だったふたりは、イエス様についていき、主イエスの最初の弟子となっていきました。

主イエスの弟子となったふたりのうちのひとりであったアンデレは、自分の兄弟シモンに、イエス様がメシヤであると知らせ、シモンをイエス様のもとに連れていきました。そして、アンデレによってイエス様のもとに導かれたペテロは、最も有名なイエス様の弟子のひとりとなりました。

そして、イエス様に「わたしに従って来なさい」と言われ、主に従い主の12弟子のひとりとなっていったピリポは、ナタナエルにイエス様のことを教え、イエス様のもとに連れていきました。ナタナエルは12弟子のひとりであるバルトロマイと同一人物だと言われています。

主に従い、主の弟子として歩む私たちも、自分が主に従うだけでなく、周りの人々に神である主イエス様のことを伝え、主のもとに連れていく者となりたいと願います。

主との関係に歩み、主とともにいることが私の一番の幸せです。この何にも勝る幸せをすべての人に味わってほしいと心から願い、自分の周りの人々に対する一番の願いと祈りも、人々が主と出会い、主を知り、主との関係に歩み、主とともにいる者となることです。

主の弟子としてまだまだ未熟だから…、自分の生き方を通して主をまだ十分に表す者となれていないから…、主について人々に説得力のある説明ができないかもしれないから…、上手く伝えられないかもしれないから…、拒まれるかもしれないから…

…私自身もそのように思ってしまう思いがありますが、そのような思いがあっても、私たちには力がなくても、私たちが弱くても、主は強い方であり生きて働かれる唯一の全知全能の神であることを感謝します。イエス様が私たちを諦めずに私たちを今も愛してくださっているように、人々をイエス様のもとに連れていくことを決してあきらめずに続けていきたいと願います。

神様の願いは、ひとりも滅びることなくすべての人が悔い改めに進むこと、ひとりとして滅びることなく永遠のいのちを持つことであることを握り続け、家族、職場や学校の人々、それぞれの街、国の人々を抱き、信仰を持ってとりなし祈り続けたいと願います。

イエス様がすべてを捨てて、十字架にまで父なる神の御心に従い通し、私たちを天の父なる神のもとに連れて行ってくださったように、主の道を歩む私たちも、イエス様のように自分を捨て、主に従い、主のもとに連れて行くことができますように。

■A:考えてみよう
人々を主のもとに連れていく者となるように、まず今日も自分自身が主に従う者となれますように祈りましょう。

今日の箇所にふたりの弟子が「イエスについて行った。」とありますが、この従うという言葉には「決心をもって、力強くついていく」という意味があるそうです。今日、今一度、決心を持って、主についていくことができますように。

そして、今日も周りの人々のためにとりなし祈り、祈りをもって主のもとに連れてきましょう。主のことを伝え、主のもとに連れていくことができるようにも祈り、実際に機会が与えられているならば、主と共に行うことができますように祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ありさ 】

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