■S:今日の聖書の言葉
ダニエル書11章1~4節

★私はメディヤ人ダリヨスの元年に、彼を強くし、彼を力づけるために立ち上がった。
今、私は、あなたに真理を示す。見よ。なお三人の王がペルシヤに起こり、第四の者は、ほかのだれよりも、はるかに富む者となる。この者がその富によって強力になったとき、すべてのものを扇動してギリシヤの国に立ち向かわせる。
ひとりの勇敢な王が起こり、大きな権力をもって治め、思いのままにふるまう。
しかし、彼が起こったとき、その国は破れ、天の四方に向けて分割される。それは彼の子孫のものにはならず、また、彼が支配したほどの権力もなく、彼の国は根こぎにされて、その子孫以外のものとなる。

■O:今日のコラム
ダニエルはバビロンのネブカデネザル王の時代からペルシャのクロス王の時代まで活躍した預言者です。
 
バビロンはメディアとペルシャの連合軍(メドペルシャとも言います)によって滅ぼされます。クロス王の後にカンビュセス等の王が起こされますが、四人目のアハシュエロス王(エステル記に出てくる王です)の時代に最も繁栄を極めることになります。そしてこのアハシュエロス王は、覇権をヨーロッパに伸ばそうとギリシャに侵攻を始めるのです。(2節)
 
このギリシャ侵攻は失敗に終わります。その後にギリシャに一人の勇敢な王が現れます。彼の名はアレキサンダーです。彼は16歳までアリストテレスの私塾で帝王学を学び、20歳で父王を暗殺で失い、王位を継ぎます。アリストテレスの私塾で学んだ学友たちと共に22歳で当時の大帝国ペルシャに対して戦いを挑みます。数においては圧倒的に不利な状況を覆し、彼は歴史上最も類を見ない成功をした軍事指導者となりました。
 
彼は無敗のままインドまで支配し、32歳で熱病で亡くなってしまいます。彼は亡くなるときに「後継ぎはふさわしい者に」と言い残して亡くなりました。まだ彼の子供はこの時、妻のお腹の中でした。それ故に王国は、彼の子孫の物にはならず、「我こそはふさわしい者である」と自認する部下たちによって4分割されました。
 
これらのことは既に成就した預言です。ダニエルが預言したことはおよそ200年後にことごとく成就したことを見るとき、神の存在と御言葉の確かさを認めずにはいられません。その前にダニエルがネブカデネザル王の時代に見た幻もことごとく成就しています。

■A:考えてみよう
こうした預言によっても神の存在や御言葉の確かさを証明できるのです。特に論理的思考の強い男性には、こうした説明が有効なことがあるでしょう。私も聖書に知的好奇心があって教会に来ましたという方には、このような箇所から説明することがあります。皆さんも歴史に興味がある方はこのような証の準備をしておくのも良いでしょう。

■P:祈り
ギリシャ人にはギリシャ人のように、ユダヤ人にはユダヤ人のようになって神を伝えることができますように。知的な方にはその受け入れやすい入り口から、感情的な方にはその受け入れやすい入り口からイエス様を伝えることができるようにさせてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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