S:今日の聖書の言葉
ダニエル書5章25節

★その書かれた文字はこうです。『メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン。』

■O:今日のコラム
ダニエル書4章までを通し、ネブカデネザル王は数多くの主にある不思議と奇跡を体験し、その当時の全世界を治める高ぶった王が、心砕かれ、ヤハウェなる唯一の神を褒め称えるへりくだった者へと変えられるに至りました。

しかし聖書の中においても、私たちの信仰の歩みにおいても、一つの世代で起こった主の素晴らしい働きと信仰が次の世代には継承されず、次の世代は主から大きく離れた者となるという悲劇が起こることがあります。

バビロン帝国においてネブカデネザル王の死後、息子のベルシャツァル王が王位を受け継ぎました。しかし、彼は父が持った主へのおそれは受け継がず、むしろ主を軽蔑し、主をあざける者となりました。

ベルシャツァル王が宴会をひらき主の宮の器具を用いて酒を飲み、主に対する不敬な態度を取っていた時、神の指が現れ壁に文字を書きます。その文字は「メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン。」という言葉でした。

その意味は、彼が主の前に量られ、目方が足りず、主の基準を満たさない者であり、彼の治世が終わり、国が分割される。という内容でした。

ダニエルは、ベルシャツァル王に「父であるネブカデネザル王が主の前にへりくだった姿を見て、主がみこころにかなう者をお立てになることを知りながら、子であるあなたはなぜ心を低くしなかったのか。」(ダニエル書5:18~22参照)と問いかけます。

聖書に記されている第一の戒めは「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして主を愛する」ことです。しかし、その第一の戒めには「これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。」(申命記6:7参照)という内容も含まれています。

一つの世代に注がれた主の恵みが次の世代へと受け継がれ、それが増し加わり倍増して行くことが主の願いです。

「わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施す。」(出エジプト記20:6)

今日のマナメールの箇所ではバビロン捕囚の中にあるダニエルの時代について読んでいますが、そのバビロン捕囚の決定的な原因となったのが歴代の王の中でもマナセ王にありました。そのマナセ王の父ヒゼキヤ王はイザヤが、バビロンが将来エルサレムに全てを奪いに来ることを預言して伝えた時「自分の時代にはそのことが起こらないのはありがたい。」と言いました。別の言葉で言うなら「自分の世代が良ければそれで良い。」という意味です。

その結果、歴代の王の中でも主に反逆する最悪な王であるマナセが誕生し、次の王としてエルサレムを支配しました。彼の大きな悪の故に主はバビロンにエルサレムの民を捕え移すことを決定されたのでした。

次の世代の為に祈りましょう。次の世代に御言葉の種を蒔き、福音を宣べ伝えましょう。次の世代に主イエスの恵みを分ち合い、主を愛することの喜びを私たちの生き方を通して継承しましょう。次の世代は私たちの世代よりさらに恵みに満ち溢れ、主にある偉大な世代となって前進して行くことを願いましょう。

「子孫たちも主に仕え、主のことが、次の世代に語り告げられよう。彼らは来て、主のなされた義を、生まれてくる民に告げ知らせよう。」(詩篇22:30~31)

■A:考えてみよう
自分の子どもたちのため、それぞれの教会に与えられた次世代の為にとりなし祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

カテゴリー: マナメール

オンライン献金はこちらから。

大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。

オンラインサポートの手順

Comments are closed.

  • 最近のコメント

  • 新宿シャローム教会 大久保会堂


    〒169-0073 東京都新宿区百人町1-23-24アミューズ大久保ビル2F
    TEL 03-3371-7558
  • アーカイブ

  • カテゴリー