■S:今日の聖書の言葉
雅歌5章全体
★省略します。
■O:今日のコラム
「私は眠っていましたが、心はさめていました。戸をたたいている愛する方の声。『わが妹、わが愛する者よ。戸をあけておくれ。私の鳩よ。汚れのないものよ。私の頭は露にぬれ、髪の毛も夜のしずくでぬれている。』」(雅歌5:2)
花嫁は心は覚めていましたが体は、眠っていました。私たちも祈りの生活を始めると心の目が開かれ始めます。しかし体はまだついてこない状態であることがあります。
ラオデキアの教会も生ぬるさの中で、イエス様が戸の外に立って叩いていました。主に応答し立ち上がり、戸を開けなければなりません。
「私は眠っていましたが、心はさめていました。戸をたたいている愛する方の声。『わが妹、わが愛する者よ。戸をあけておくれ。私の鳩よ。汚れのないものよ。私の頭は露にぬれ、髪の毛も夜のしずくでぬれている。』私は着物を脱いでしまった。どうしてまた、着られましょう。足も洗ってしまった。どうしてまた、よごせましょう。」(雅歌5:2~3)
ためらい、恐れなどが自分の行動を束縛しているような状態です。
「私の愛する方が戸の穴から手を差し入れました。私の心は、あの方のために立ち騒ぎました。」(雅歌5:4)
しかし主は、私たちを愛によって奮い立たせます。
「私は起きて、私の愛する方のために戸をあけました。私の手から没薬が、私の指から没薬の液が、かんぬきの取っ手の上にしたたりました。」(雅歌5:5)
それゆえ、花嫁は戸を開けます。それは自分に死んで(没薬は葬りを表しています)いくことが求められることがあります。
「私が、愛する方のために戸をあけると、愛する方は、背を向けて去って行きました。あの方のことばで、私は気を失いました。私が捜しても、あの方は見あたりませんでした。私が呼んでも、答えはありませんでした。」(雅歌5:6)
花嫁が応答したにも関わらず、主は私たちを見放したかのような状態を通されます。イエス様も「我が神、我が神。どうしてわたしをお見捨てになられたのですか」と叫ばれました。
「町を行き巡る夜回りたちが私を見つけました。彼らは私を打ち、傷つけました。城壁を守る者たちも、私のかぶり物をはぎ取りました。」(雅歌5:7)
城壁を守る見張り人は、目を覚ました信仰者です。しかしそういう身近な信仰者によって辱めを受けることを通されるのです。そういう身近な人からの攻撃は、本当に苦しいものです。かぶり物をはぎ取られることは、栄光を奪われること、辱めを受けることです。
「エルサレムの娘たち。誓ってください。あなたがたが私の愛する方を見つけたら、あの方に何と言ってくださるでしょう。私が愛に病んでいる、と言ってください。」(雅歌5:8)
そんな中で私たちの心と口に何があるでしょうか?不満やののしりでしょうか?花嫁の心と口にあったものは「私は愛に病んでいる」だったのです。箴言には「期待が長引くと心を病む」とあります。花嫁は普段から神に対する愛に生きていたのです。
「女のなかで最も美しい人よ。あなたの愛する方は、ほかの愛人より何がすぐれているのですか。あなたがそのように私たちに切に願うとは。あなたの愛する方は、ほかの愛人より何がすぐれているのですか。」(雅歌5:9)
そんな姿を見て周囲の人々の中に変化が与えられていきます。それは花嫁がそこまで愛しているのはどんな方なのか?どうやってそんな愛を持つようになったのか?人々の中に花嫁の愛に対する妬みの心が湧き上がっていきます。私たち異邦人が花嫁の愛を持つようになる時、イスラエルに対して妬みの心を起こさせるようになっていきます。花嫁は人々の目を覚まさせるのです!だから6章1節はこのように人々がイエス様を探し求めるように変えられていく光景があるのです。
「女のなかで最も美しい人よ。あなたの愛する方は、どこへ行かれたのでしょう。あなたの愛する方は、どこへ向かわれたのでしょう。私たちも、あなたといっしょに捜しましょう。」(雅歌6:1)
■A:考えてみよう
人々の目を覚まさせるのは激しい叱責かも知れませんが、それも根底に純粋な花嫁の愛があってこそです。成果を上げて自分の栄光としたいという心では、花嫁の心とは言えません。
私たちが死の影の谷を通されるようなことがあったとしても、主とともに、主を愛する情熱を燃やして乗り越えていくなら、私たちの杯は溢れて、人々を満たし始めるのです。
■P:祈り
主よ。あなたを愛し、あなたに仕える者としてくださることを感謝いたします。純真な花嫁の愛と従順を学ばせてください。イエス様が苦しみを通して従順を学ばれたことを覚えます。私に心構えをお与えください。苦しみにまさってあなたの愛は素晴らしく、麗しく、力強いことを賛美いたします。どうぞ私だけではなく、人々もともにあなたの花嫁として目覚めさせ、造り変え続けてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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時に叶って与えてくださる主に感謝します。このメッセージを通してとても励まされました。ありがとうございます。新宿シャローム教会と牧師の方々の上に主のご計画が余すところなく行われ、主の栄光が現され、人々がまことの神に立ち返る時が来ると信じます。