■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙 第二 6章2節後半(伝道者の書6章)

★確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。

■O:今日のコラム
今はちょうど聖書にも書かれている秋の祭りのシーズンの真っ只中です。ラッパの祭りが過ぎ、今は10日の大贖罪日に向けて身を慎み、悔い改める期間です。

今日の通読箇所である2コリント6章は、パウロのお願いから始まっています。誰に対するお願いなのでしょうか。

「私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。」(2コリント6:1a)

パウロはコリントの人々に「神の同労者」として語りかけています。私たちも、イエス・キリストの福音に生きる者であるなら、神の同労者・協力者であることを信じます。

また、この一文は、詳しく調べるとこのような訳もできます。

「この和解の福音のために、私たちは神と一緒に働いているのなら」

「この和解」とは一体何でしょうか。
それは、少し前の節に書かれていることを受けての事です。

「こういうわけで、私たちはキリストの使節なのです。ちょうど神が私たちを通して懇願しておられるようです。私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。」(2コリント5:20)

つまり、神様との和解です。
人は神様の似姿に神様ご自身が創造された神の最高傑作です。それであるのに、造られた者が創造された方に従わないことがあります。これが罪であり、その結果死をもたらすことになりました。
何の救いの方法もない人類に、救いの道を示してくださったのがイエス・キリストです。
これは人から出たものではありません。創造主を裏切った人に対して、創造主ご自身が和解のために御手を差し伸ばしてくださったのです。
本来受けるべきものでない者に対して一方的に注がれる神様からの好意が恵みです。
したがって、このパウロの懇願は、イエス・キリストを信じるすべての者に向けられた祈りであることがわかります。

そして、今日の通読箇所、2コリント6:1の後半ではこのように書かれています。

「神の恵みをむだに受けないようにしてください。」

つまり、言い換えるなら、「一度受け取った救いを無駄にしないようにしてください」との、パウロの節なる懇願の祈りを見ることができます。

この1節を抄訳聖書ではこのようにまとめています。
「神がそれによって人々にご自身のきよい影響を働かせて、彼らをキリストに向かわせ、彼らを守り、また強めてくださるあのあわれみ深いいつくしみを、あなたがたは無駄に受けてはなりません。」

今もなお、神様のみことばに完全に従うことができない私たちを知った上で、なおもご自身のきよさを私たちに働かせ、キリストに向かわせ、守り、強めてくださる神様の愛はどれほどでしょうか。

この愛を受けて、次の2節に続きます。

「神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」(2コリント6:2)

神様は恵みのとき、つまり、救いの道がまだ開かれている現在、私たちの祈りに耳を傾けてくださり、助けてくださり、永遠のいのちを与えてくださるのです。

しかし、残念ながらそれはいつまでも続くものではありません。キリストの再臨とともに、この恵みの期間は終わってしまいます。その時は、主の裁きが下ります。

主に感謝しようではありませんか!このマナメールを皆さんが読んでいるということは、まだその時が来ていないのです。
つまり、今この瞬間、主の恵みに感謝し、自己中心を十字架に打ち付け、悔い改めの生き方をすることができるのです!
これこそが「今は恵みの時、今は救いの日です。」という意味です。
救いは一度受け取って終わりではなく、日々救いの達成に努めなければなりません。(ピリピ2:12)
そのためにどのようにすればいいでしょうか。
ご自身で今日の2コリント6章の特に14節から最後までを朗読し、イエス様が来られるまでどのような生き方をしていけばいいかを考えてみましょう。

■A:考えてみよう
イエス・キリストの恵みを体験しているだろうか。自分がどのようなところから贖われ、救われたかを時間をとって、静まって考えてみましょう。

■P:祈り
こんな小さなものにも目を留め、惜しみない愛を注いでくださる天のお父さん、あなたの考えられないほどの愛をありがとうございます。
今日、みことばを通して主の恵みの一部を知ることができたことを感謝します。永遠の滅びしか選択肢がなかった私たちに、救いの道を開いてくださったイエス様の十字架に感謝してもしつくせません。
あなたがいのちをかけて示してくださった愛に、私はどのように応えればいいのでしょうか。私の最も大切なもの、このいのちを、私の人生を主にお捧げします。
私のいのちも、人生も、持てるすべてのものは、私のものではなく主のものです。それを、あたかも自分が所有しているかのように勘違いしていたことを赦してください。
今は恵みのとき、今は救いの日です。今日という日に、今日なすべきことをなすことができますように。
私を贖い、救い、助け、キリストのきよさへと向かわせてくださる主を賛美します。
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【しゅん】

カテゴリー: マナメール

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