■S:今日の聖書の言葉
ネヘミヤ記9章2～3節
★そして、すべての外国人との縁を絶ったイスラエルの子孫は立ち上がって、自分たちの罪と、先祖の咎を告白した。彼らはその所に立ったままで、昼の四分の一は、彼らの神、主の律法の書を朗読し、次の四分の一は、告白をして、彼らの神、主を礼拝した。
■O:今日のコラム
御言葉をいくら読んでも心に入って来ないという経験をしたことはありますか。そんな時、私たちは立ち止まり、悔い改めの祈りをする必要があります。第一ヨハネの手紙にはこう記されています。
「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。もし、罪を犯してはいないと言うなら、私たちは神を偽り者とするのです。神のみことばは私たちのうちにありません。」（１ヨハネ１：９～１０）
罪を正直に主の御前に言い表す時に、罪の赦しとすべての悪からのきよめを受け取ることが出来ます。もちろん罪や悪というのは主の目に良いものではありません。しかし、主の目にもっと悪い状態は、私たちが「自分は罪を犯していない。」と言うことです。そのような状態の時、「神のみことばは私たちのうちにありません。」とヨハネは述べています。
この様な魂の状態は、イエス様が種蒔きのたとえ話しで言われた四つの地の内、最も困難な地である「道ばた」に該当します。道ばたに関して主イエスはこう言われています。
「御国のことばを聞いても悟らないと、悪い者が来て、その人の心に蒔かれたものを奪って行きます。道ばたに蒔かれるとは、このような人のことです。」（マタイ１３：１９）
四つの地の内で、「道ばた」は種が根を張ることさえ出来ない最悪の地でした。これは悔い改めることの無い私たちの魂の状態を表しています。道ばたは、人々が行き来して踏み固められ、固くなっています。これは人の義や神学、人間的な価値観や基準によって頑なになった心の状態です。ヨブが自分の義を訴えて悔い改めることが出来なかったように、頑なな心の状態は悔い改めることを否定します。
良い土地は、岩が取り除かれ、雑草が抜かれ、耕されているのと同じように、悔い改めた心は柔らかになり、御言葉の実を結ぶようになるのです。今日のネヘミヤ９章において、ユダヤ人は自分たちの内から不義を取り除き、自分の罪と先祖の咎を悔い改めた後に、喜びをもって御言葉を朗読し、主を礼拝しました。この様に、悔い改めの結果、御言葉は私たちの内に働くようになるのです。
ペテロは手紙にこのように書き記しています。
「ですから、あなたがたは、すべての悪意、すべてのごまかし、いろいろな偽善やねたみ、すべての悪口を捨てて、生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。」（１ペテロ２：１～２）
悔い改めることと御言葉の実を結ぶことは共に働くのです。
■A：考えてみよう
今日も日々の悔い改めの祈りと、詩篇の朗読を続けましょう。
■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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