■S:今日の聖書の言葉
エズラ記4章1節~4節

★ユダとベニヤミンの敵たちは、捕囚から帰って来た人々が、イスラエルの神、主のために神殿を建てていると聞いて、
ゼルバベルと一族のかしらたちのところに近づいて来て、言った。「私たちも、あなたがたといっしょに建てたい。私たちは、あなたがたと同様、あなたがたの神を求めているのです。アッシリヤの王エサル・ハドンが、私たちをここに連れて来た時以来、私たちはあなたがたの神に、いけにえをささげてきました。」
しかし、ゼルバベルとヨシュアとその他のイスラエルの一族のかしらたちは、彼らに言った。「私たちの神のために宮を建てることについて、あなたがたと私たちとは何の関係もない。ペルシヤの王、クロス王が私たちに命じたとおり、私たちだけで、イスラエルの神、主のために宮を建てるつもりだ。」
すると、その地の民は、建てさせまいとして、ユダの民の気力を失わせ、彼らをおどした。
さらに、議官を買収して彼らに反対させ、この計画を打ちこわそうとした。このことはペルシヤの王クロスの時代からペルシヤの王ダリヨスの治世の時まで続いた。

■O:今日のコラム
「ユダとベニヤミンの敵たち」とは、ユダヤ人たちがバビロンから帰還する以前からその地に住んでいたサマリヤ人のことです。サマリヤ人はユダヤ人たちの神殿再建の工事を手伝いたいと申し出ました。けれども、この時のユダヤ人たちはそれを断りました。なぜでしょうか?

70年間のバビロン捕囚。それはソロモン王がそうであったように、神の民が異国の女を妻とし、異国の神々を慕うようになってしまったことの刈り取りでした。そのことを痛感し、バビロンという異国にいても自分たちの純血と信仰を必死に守ってきたユダヤ人にとって、もはやイスラエル民族とは呼べないほどに異邦人と混ざりまくったサマリヤ人は、特に関わりたくない民族でした。

ユダヤ人たちは、自分たちの守ってきた純血が混じるのを恐れてサマリヤ人の申し出を断りました。一方、サマリヤ人は好意で神殿再建の手助けを申し出たのではありませんでした。

ユダヤ人がバビロンに捕囚となっていた何十年もの間、サマリヤ人が我がもの顔で住んでいた土地にユダヤ人たちが帰還してきたのです。政府もユダヤ人たちを後押ししているからには、争いをしかけるわけにもいきません。そこで、サマリヤ人たちは少しでもユダヤ人たちの中に入り込み、自分たちの居場所を確保したい、という下心があり、それゆえに神殿再建に関わろうとしました。思惑どおりにはならず、あっさり拒まれたことによってサマリヤ人は今度は神殿再建の妨害に走りました。

このストーリーはサタンのやり方と似ています。

罪によってサタンが我がもの顔に住んでいた私たちの内側のたましいの都市が、神によって贖われました。サタンはなんとしてでも、私たちの内側に自分の居場所を確保しようとします。

また、サタンはあからさまに「汚れたもの」「敵」という顔をして近づいてはきません。友好的に神の民に近づき、内側に混ざり込んでこようとします。世の中のありとあらゆるものの中に、それはなりを潜めています。メディア、教育、医療、娯楽、政治…etc 

私たちは、神様から識別力をいただいて、真実でないものを見分けていかなければならない「曲がった邪悪な世代」(ピリピ2:15)の中に生きています。異教の地に住みながらも、ユダヤ人が必死に純血と信仰を守ったように、神の民とされた私たちも世の中にあって必死にきよさと信仰を守らなければなりません。

私たちは、日々、悔い改めの祈りやみことばの朗読、血潮の宣言によってきよめられることを求め、罪ゆえに壊れてしまった私たちの内なる神殿を再建しようとしています。私たちが、きよさを選び取ろうとして、この世の汚れや神のみことばに敵対するものの侵入を拒むなら、敵であるサタンは今度は私たちの「神殿再建」を妨害して来るでしょう。

サマリヤ人の妨害により、神殿再建がこの後、何年も留められてしまいました。その間に、神の民は希望が失われそうになりますが、主は預言者ハガイやゼカリヤを送って、彼らを励まして下さり、ついには彼らは神殿完成へと導かれます。

私たちには神のみことばという約束、希望のことば、預言のことばが与えられていて、私たちは自分自身でそれを宣言することを通して、ハガイやゼカリヤのように預言者の働きをすることができます。私たちはそれによって励ましを受け取り、神殿再建に取り掛かる新しい力を得ることが出来ます。

■A:考えてみよう
内なる人をきよめ建て上げていく日々の中で、サタンは葛藤や恐れ、失望、虚しさをもって妨害してくるでしょう。けれども私たちは、この与えられているいのちのことばをしっかり握って、飽くことなく朗読し宣言していきましょう!

御霊との共同作業によって、神の宮は必ず建て直されます!いえ!すでに、神の宮が建て直されつつあることを感謝します!

■P:祈り
愛する栄光の父よ、私たちが内なる人の成長、神の宮の完成、栄光の教会の完成を願う以上に、あなたがそれを願い、待ち望んでくださっていることを感謝します。
この世にあって、きよさを選び取ることは私の力ではできません。助け手として聖霊様がいてくださることを心から感謝します。聖霊様、今日もあなたを尊びます。あなたを歓迎します。今日もあなたに私自身を明け渡します。
今日、御父の喜ばれる選択、御父の御心にかなう生き方をすることができますように聖霊様、愚かな私に知恵と識別力を与えてください。本当に良いもの、朽ちることのないものに目をとめ、それを選び取ることができますように力を与えてください。
花婿なるイエス様を愛し、みことばを守り行う力を与えてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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