■S:今日の聖書の言葉
箴言25:1～2
★次もまたソロモンの箴言であり、ユダの王ヒゼキヤの人々が書き写したものである。事を隠すのは神の誉れ。事を探るのは王の誉れ。
■O:今日のコラム
今日のみことばの「事」は、へブル語でダバール、みことばを意味すると以前に学びました。ですから今日の箇所を言い換えるなら、神様の言葉を求め、探っていくのは王の誉れであるということになります。
ソロモンが王となった時に神様に求めたのは、みなさんもご存知の通り「知恵」です。王として立つならば、能力、財産など他に神様に願うことは他に山ほどあったのではないかと思いましたが、知恵を求めたことは、神様の心にかなっていました。なぜなら、神の知恵なるみことばこそが国を導く杖であり、多くの人を生かし、養うものだからです。そして、この言葉によって建て上げ、人々を養う姿はイエス様の姿そのものであることを覚えます。
ですから、主にあって王とされた私たちは、ソロモンのように、神様に知恵、すなわちみことばを求める必要があることを覚えます。私の中で、知恵を得ていくこと、深めていくことをイメージする時、宗教的、頭でっかちになってしまうのではないか、、、、という恐れがありました。しかし、神様の知恵なるみことばは、高ぶりを砕き、私たちを生かし、造り変えるものであることを思う時に、みことばが悪いのではなく、それを追い求めていくのが悪いのではなく、それを受け取る私の内側に問題があることを聖霊様が気づかせてくださいました。
「わたしが目を留める者は、へりくだって心砕かれ、わたしのことばにおののく者だ。」(イザヤ66:2ｂ)
前後の箇所を読むと、このような者のうちにイエス様、すなわち神の知恵なる言葉がとどまることができると分かります。私たちがへりくだり、神のことばにおののく者とされる時に、私たちの自我がしめていた内側が刺し通され、内側に主の知恵が臨んだ者とされていくのです。そのような者は頭でっかちな者ではなくて、反対に、頭がイエスとなり、主が住まわってくださり、主を現す者とされるのではないでしょうか。
今はむしろ、真剣に主を愛したい、王としての神様の使命を果たしたいと思うならば、深く求めるのは当然のことであるなあと思います。真剣になればなるほど、神様を求めているようで、感情的な満たしや自分の願いに神様を押し込めていた私が、悔い改めの歩みの中で真の飢え渇きを知り、神様から与えられるもの以上に、イエス様ご自身であるみことばを求め続けるように神様が少しずつ造り変えて下さっていることを感謝します。
聖書を見ても、蒔いた実を刈り取る原則があるように、私たちが間違ったものを蒔く時に、自分の内側に、また人々に違った実を実らせてしまいます。王国は王によって導かれるのですから、正しいものを蒔かなくてはその国は滅びてしまいます。だからこそ、王である私たちは、私たちの内側、また人々にいのちを与えるために、この世の知恵や私の知恵でなく、主の知恵を知り、語る者とならなければならないのです。それは主を愛する者の、主にあって王とされ治めていく者の聖なる責任です。
お一人おひとりが、ますます神様の知恵を求め続け、たたき続け、探し続け、いのちの種なるみことばを自分自身に、人々に語る者となることができますように。 この口をもって人々を死へと導いてしまうのではなく、いのちの言葉が人を生かし、立て上げる主の言葉が満ち溢れますようにと心から願います。
■A：考えてみよう
私たちが人に何かを伝えた時に、本来意図していないことが伝わっているというようなことを経験することがあると思います。それと同じように、神様から私たちは言葉を受け取ったと思っていても、実は神様が願うように受け取れていないことがあるのではないでしょうか。主の知恵は私たちの頭では理解しきれないほど深くて広くて高いものであることを覚えます。
「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。…なぜなら、だれが主のみこころを知ったのですか。また、だれが主の計画にあずかったのですか。」（ローマ11：33～34）
・内側に神様の言葉が臨むことができるように、ますます御言葉の戸が開かれ、真の飢え渇きが主にあって注がれますように共に祈り求めましょう。ことばを求めるという恵みを味わい、またこの聖なる責任を一人ひとりが受け取ることができますように。
・この口が自分の言葉、この世の言葉に死に、主の知恵を語る者となっていくことができるように、祈り求めましょう。
■P：祈り
愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ゆうこ 】
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