■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書24章44節
★さて、そこでイエスは言われた。「わたしがまだあなたがたといっしょにいたころ、あなたがたに話したことばはこうです。わたしについてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」
■O:今日のコラム
本章は、3回の場面に分けられます。
(1)マグダラのマリヤ、ヨハンナ、ヤコブの母マリヤ
(2)エマオの道への二人の弟子
(3)十一使徒
全ての場面で、主イエスや御使いが人々に語り、解き明かしていることは、「キリストの死と葬りと復活」についてです。
(1)「人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」(24:7)
(2)「キリストは、必ず、そのような苦しみを受けて、それから、彼の栄光にはいるはずではなかったのですか。」(24:26)
(3)「そこで、イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、こう言われた。『次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。』」(24:45~47)
主の願いは、私たちが、キリストの死と葬り、そして復活を悟り証人となることです。イエス・キリストはみことばそのものなる方ですから、日々のみことばの朗読を通して、御霊によりキリストの死と葬りと復活を悟れるように祈りましょう。
このことについて理解を得ることは、聖書の中で最重要のこととして位置づけられています。使徒パウロはこの福音について「よく考えるように」と私たちを諭しています。
「兄弟たち。私は今、あなたがたに福音を知らせましょう。これは、私があなたがたに宣べ伝えたもので、あなたがたが受け入れ、また、それによって立っている福音です。
また、もしあなたがたがよく考えもしないで信じたのでないなら、私の宣べ伝えたこの福音のことばをしっかりと保っていれば、この福音によって救われるのです。
私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、
また、聖書に従って三日目によみがえられたこと、また、ケパに現われ、それから十二弟子に現われたことです。」(1コリント15:1~5)
■A:考えてみよう
24章の登場人物の多くは、キリストの死と葬りのみに焦点を当て、復活については目が閉ざされた状態でした。私たちの歩み、心はどのような状態か、吟味してみましょう。
御霊の助けを受けて、イエス・キリストの十字架、葬り、そしてその先にある復活の恵みに入れられていく今日の歩みとなることを、祈り求めましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ぺい 】
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