■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書23章39~43節
★十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え」と言った。
ところが、もうひとりのほうが答えて、彼をたしなめて言った。「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」
そして言った。「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」
イエスは、彼に言われた。「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」
■O:今日のコラム
ここに十字架につけられた二人の罪人の様子が描かれています。一人はパラダイスに、もう一人はそうではない、という分岐点がここにあります。私たちはパラダイスに連れて行かれる者であるべきです。
ここで十字架につけられている二人の罪人は、実は私たちの姿でもあります。私たちはイエス様が十字架についてくださったので、十字架につく必要が無いのでしょうか?そんなことはありません。イエス様は、十字架で和解のつとめを成し遂げられましたが、今度は私たちに和解のつとめが委ねられています。私たちには私たちに対する主のご計画があり、私たちの十字架があるのです。自分を捨て、日々自分の十字架を負ってイエス様についていきましょう。
私たちの毎日は十字架の歩みです。十字架を負って歩んでいるのでいつでも十字架に自分をつけることができます。その十字架で願うことがこの二人の罪人の進む方向を分けました。
自分の十字架において、「早く降ろしてくれ」と願う者であるなら、自分を捨てることが不十分です。もう一人の罪人のように、十字架の先にあるものに目を向けるべきです。十字架を経てこそ私たちは、本来の自分の立場、本来の身分を回復していくのです。それはイエス様と共に住まい、一つになることです。
■A:考えてみよう
毎日が死の連続です、というパウロの告白のように、いつも自分を捧げて砕かれた心をもって歩んでいきましょう。そして十字架を選び取り、困難の中にあっても「早く終わってくれ」ではなく、「あなたを愛します」という心をもって乗り越えていきましょう。
■P:祈り
主よ。自分を捨て日々自分の十字架を負ってイエス様についていきます。どうぞあなたとひとつにしてください。あなたとともに住まい、あなたと共に安息するために、私を導いてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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