■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書21章1~4節
★さてイエスが、目を上げてご覧になると、金持ちたちが献金箱に献金を投げ入れていた。また、ある貧しいやもめが、そこにレプタ銅貨二つを投げ入れているのをご覧になった。それでイエスは言われた。「わたしは真実をあなたがたに告げます。この貧しいやもめは、どの人よりもたくさん投げ入れました。みなは、あり余る中から献金を投げ入れたのに、この女は、乏しい中から、持っていた生活費の全部を投げ入れたからです。」
■O:今日のコラム
持っていた生活費の全部であったレプタ銅貨二つを神にささげた貧しいやもめのように、今日も私の持てるすべて、私の心のすべて、歩みのすべてを神である主に捧げたいと願います。
レプタ銅貨は、一番小さなコインであっただけでなく、金額としても当時の中で最小単位の銅貨でした。マタイ10章29節を見ると、当時のユダヤ人の食卓においてもっとも安価で大衆的な食べ物であったと言われる雀は2羽で1アサリオン(8レプタ相当)で売られていたので、安い雀1羽でさえも買えないほどの値段でした。そんな小さなお金、ごく僅かな金額であったのにもかかわらず、持っているすべてをささげたやもめに対して、主は「どの人よりも(どのお金持ちよりも)、たくさん投げ入れた。」と言われました。
それは、主は私たちの心を見ておられる方だからです。
この貧しいやもめのように、すべてを主にささげる心を日々持ち続けたいと願います。すべてをささげる心とは、主だけを求める心、主ご自身を受ける分、報いとする心です。主だけを求めるとき、主だけを受ける分、報いとするとき、愛する主にささげることは、どんなことであっても喜びとなります。
またすべてをささげる心を持つには、主がすべてを知っておられ、主がすべてを治めておられるということを知り、悟る必要があります。この貧しいやもめがレプタ2枚を投げ入れるのをご覧になった主が、「乏しい中から、持っていた生活費の全部を投げ入れた」と知っておられたように、主は私たちのすべての状況を知っておられます。
主は今日も、いつも私たちを見ておられ、どんな状況でも、試練の中でも、主は私たちのすべての状況も心も知ってくださっていて、主がすべてを治めてくださっています。
■A:考えてみよう
私たちの心を見ておられる主に、今日私たちの心をささげましょう。私たちの今日1日の歩みを主にささげましょう。
主ご自身が私たちの報いで、私たちの受ける分であることを感謝し、私たちの愛する主ご自身を求めて、今日1日を歩むことができますように。
そしてどんな状況でも、どんな試練の中であっても、主はすべてを知っておられ、主がすべてを治めておられるということを私たちが今日新たに知り、悟ることができますように。
■P:祈り
主よ。あなたは私の心も、私の状況も、すべてを知っておられ、今日もあなたの御目が私に注がれていて、どんな状況でも主がすべてを治めておられる主であることを感謝します。愛する主よ、あなたに私の心を、今日の1日の歩みをおささげします。今日もあなただけを求めます。あなたが私の受ける分、私の報いです。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ありさ 】
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