■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書19章11節

★人々がこれらのことに耳を傾けているとき、イエスは、続けて一つのたとえを話された。それは、イエスがエルサレムに近づいておられ、そのため人々は神の国がすぐにでも現れるように思っていたからである。

■O:今日のコラム
イエス様のなさった御わざや語られるみことばなどを聞き、イエス様こそがメシヤであることを人々が信じるようになりました。メシヤであるイエス様がエルサレムに来られるのを見て、人々は神の国がすぐにでも現れると思っていました。

今日は、それに対して語られたイエス様の例え話に注目します。

しもべたちに均等に1ミナを配った主人が旅から戻って来た時に、1ミナで10ミナもうけた者、5ミナもうけた者、1ミナを風呂敷に包んでしまっておいた者が出てきます。この1人ひとりに配られた1ミナとは何でしょうか。

「イエスの血潮を宣言する祈り」の著者であるアテフ先生の書かれた「内なる人」の最後に「御国における責任」というものが出てきます。私たち1人ひとりには、「1ミナ」が配られており、それは私たち御国に属する聖徒たち1人ひとりに、任されているこの地上における役割と責任であると信じます。

神の御国における責任を果たすとは、必ずしも大リバイバリストとして大群衆の前でメッセージするとか、沢山の人に祈り、奇跡の御わざをあらわす、ということではありません。(もちろん、それが任されていることならば、それをやるべきだと思いますが。)

この世に属する者と御国に属する者、皆さんはどちらの文化に生きているでしょうか?

私たちはこの地においての寄留者であり、御国の大使の務めを果たすように、つまり御国をこの地にあらわすようにと神の国からこの世に遣わされている者であることを忘れてはなりません。神の国をどのようにこの世にあらわすかは、一人ひとり役割が違います。一人ひとりが任されている領域があり、遣わされている場所も違います。家庭、職場、学校、地域、コミュニティ、また教会。

今日、私たちの歩みを通して、それぞれの領域でイエス様だけが王であることがあらわされ、神の国がこの地にあらわされることを主が願っておられます。それぞれに与えられている1ミナという御国の責任を、地上において共に励まし合いながら果たす者となっていきましょう。今日、主が私たちに成して欲しいと願っておられることを賢く悟り、それを実行していきたいと願います。

この例え話の中に出てくる、主人の最後の言葉が非常に厳しく響きます。

「『ただ、私が王になるのを望まなかったこの敵どもは、みなここに連れて来て、私の目の前で殺してしまえ。』」(ルカ19:27)

私は、この例え話に出てくる「この主人が王になるのを望まなかった人々」とは、パリサイ人たちのことを指しているだと思い、さほど気にも留めていませんでした。しかし、今日、この箇所を見る時に、まさに心の王座をイエス様に譲ろうとしていない自分の姿を思わされました。

はじめにも言いましたが、人々はイエス様を見て、すぐにでも神の国が来ると思っていました。この例え話はそのような人々に対してのイエス様の答えです。ですから、一見、私たちが神の国が来るのを待っているかのようですが、実はそれが来るのを妨げているのは私たちです。

与えられた1ミナを増やすこと、つまり一人ひとりが任されている御国の責任を果たすことを、主は待っておられます。また、主は、私たちの心の王座が真にイエス様のものとなるのを待っておられます。

私たちはともに、与えられた御国における責任を果たす、忠実なしもべとなっていきましょう!日々、祈りとみことばから今日という日に私たちが成すべきことをが何であるかを尋ね求め、実行していきたいと願います。そして、私たち1人ひとりの今日の歩みを通して、また私たちの生涯の生き方を通して、神の国がこの地に明らかにされていきますように!

■A:考えてみよう
私に任されている領域はどこだろう。私の御国における役割とは何だろう。今日、主が私に願っておられる御国のわざとは何だろう。みことばを読み、神の御心を受け取り、また実行していきましょう。

■P:祈り
愛する父よ、小さき器である私に、御国における役目を与えてくださっていることを感謝します。聖霊様、今日、私がそれを明確に知ることができますよう、悟りを与えてください。聖霊様、その御国における自分の役割、なすべきことが何であるかを悟ったなら、今日、それを実行し、また日々それを行っていくことができますよう、力と知恵と忍耐を与えてください。
主が私に与えて下さっている1ミナを、喜びと感謝をもって増やしていく忠実なしもべとならせてください。そのことを通して、父なる神を喜ばせることができますように。
イエス様の御名により、私を通して、今日、遣わされる場所に御国があらわされることを宣言します。今日も、私の心の王座がイエス様のものであることを宣言します!

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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