■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第二34章1~2節

★ヨシヤは八歳で王となり、エルサレムで三十一年間、王であった。彼は主の目にかなうことを行って、先祖ダビデの道に歩み、右にも左にもそれなかった。

■O:今日のコラム
歴代誌には大きく分けて四種類のタイプの王が登場します。一つはダビデを基準として生涯かけて主に従う、主の御心にかなう善き王。二つ目は偶像礼拝を愛し、主の御心から離れた悪しき王。三つ目は、ソロモンのように初めは善くても後に頑なで、悪くなる王。四つ目は、マナセ王のように初めは悪くとも、後半悔い改めて善くなる王。この四つのタイプが登場します。

今日の箇所に登場するヨシヤ王は、衰退していくユダ王国において一定期間回復をもたらす、主の心にかなう善き王でした。この第二歴代誌34章を通して、国家を滅亡から回復へと導く幾つかの霊的原則を学ぶことが出来ます。そして今日は特に、個人と教会にこのことを当てはめて見ていきたいと願います。

(1)国家から偶像を取り除く(3~7節)
この世の全ての見える偶像は、見えない人の心の欲望や願望を形にしたものであり、偶像の本当の実体は人の心の中にこそあります。神の民であるイスラエルが旧約聖書の中で繰り返し偶像を追い求めたように、現代の神の民である私たちクリスチャンも偶像を慕い、追い求めてしまう場合があります。

私たちには偶像になるような実際の像は無い。と思うかも知れませんが、心の中にその像を秘めている場合があります。偶像とは主以上に大切で優先し、心を占めるものを意味します。日々自分の心を吟味し、偶像を私たちの心の中から一つ一つ取り除く作業をしましょう。習慣的な罪の行いや、悪い考えに対する最も効果的な処方箋は、日々の習慣的な悔い改めです。日々、私たちの心を主に向け直し、主に立ち返り、主を心の王座にお迎えしましょう。

(2)主の宮と礼拝の回復(8~13節)
旧約聖書の中でダビデの時代以降、大きく分けて七回のリバイバルが起こりました。そのリバイバルを調べるとどれも、主の宮の回復と、祭司・レビ人、主の礼拝の回復(ダビデの幕屋の回復)が密接に関わっていることが分かります。

エズラ、ネヘミヤの時代、主の宮を建てることを中断した時、エルサレムの住民は、自分の生活の満たしと豊かさを追い求めて走り回るようになりましたが、何をしても満たされませんでした。そんな中、預言者ハガイが立ち上がり、まず主の宮を建て直すことをチャレンジします。

私たちもこの時代において、主の心にかなった宮(教会)を建て上げる為に、共に私たちの人生を捧げてまいりましょう。教会の回復は、私たちの家庭の回復、街の回復、国家の回復へと繋がっていきます。

(3)律法(御言葉)の回復(14~33節)
先に記した、ダビデの時代以降の七回のリバイバルにおいて共通していることは、主の宮と礼拝が回復した後に、御言葉の基準が回復していくことです。

天の父なる神が求めておられる礼拝者は「霊とまこと」によって礼拝する者です。必ず真理の御霊の働きと同時に、真理の御言葉が回復するようになります。

モーセの幕屋においても聖所に入ると、至聖所に向かって左手に「金の燭台(メノラー)」があり、これは主の宮を照らす聖霊様の光を意味するものです。また右手には「パンの机」があり、これは主のマナである御言葉を意味するものです。この燭台と、パンの机が、まるで車の両輪のように左と右に並列してあり、御霊と御言葉は共に働くことにより、祭司はとりなし(香壇)を捧げ至聖所へと向かい進んで行くことが出来るのです。

この回復のステップを日々の生活の中で経験し、日々新しい主の回復の恵みに与りましょう。

■A:考えてみよう
日々の祈りの中でこの回復のステップを歩みましょう。

(1)悔い改め
詩篇51篇を朗読し主の御前に日々悔い改めて立ち返りましょう。

(2)献身
主イエスの血潮を宣言し祭司としての身分に立ちましょう。

(3)とりなし
人々を胸に抱き、主の御言葉の基準の回復がこの時代に臨むことを願いとりなし祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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