■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第二20章17~19節

★この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。』」それで、ヨシャパテは地にひれ伏した。ユダのすべての人々とエルサレムの住民も主の前にひれ伏して主を礼拝し、ケハテ族、コラ族のレビ人たちが立ち上がり、大声を張り上げてイスラエルの神、主を賛美した。

■O:今日のコラム
第二歴代誌20章にはヨシャパテ王の賛美と礼拝による輝かしい信仰の勝利が記されています。この時、モアブ人とアモン人の連合軍がユダを攻め、おびただしい敵がユダに向かって進軍して来ました。古代の戦争において国々の連合軍は大きな脅威であり、ヨシャパテ王の心は敵の大軍にうろたえました。

その困窮した状況の中で、ヨシャパテ王は主に向かってこう祈りました。

「私たちの神よ。あなたは彼らをさばいてくださらないのですか。私たちに立ち向かって来たこのおびただしい大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいのかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。」(第二歴代誌20:12)

この祈りは非常に正直な祈りです。信仰とは状況を見ないことではありません。それは信仰ではなく無謀です。信仰とは困難な状況を見た上で、自分にはそれに対応する力が無いことを認め、なおも主に目を注ぐことです。

たとえば病の症状がある中で「病気ではない。病気ではない。」と言い、その症状を見ないで放置しておくなら病は進行して行きます。癒しはその病の症状を検査し、認めた上で、なおも主が癒し主であり、全ての病から解放して下さることを信じ、主に目を注ぐ中で、明確に私たちの内に働くようになるのです。

ヨシャパテ王が敵の大軍に勝利する為にまずするべきことは、現状を認めた上でなおも主に信頼し、しっかりと立って動かずにいることでした。

熱心に祈るのは重要なことですが、時には私たちの祈りが主の働きを妨げることがあります。あまりにも私たちが「主よ。こうして下さい。これが必要です。これを満たして下さい。」と祈り求めるが故に、主の御声を聞くことが出来ず、主が与えようとしておられるプランを受け取ることが出来ない場合があるのです。そんな時、主は私たちに「静まりなさい。」と言われます。

エジプトの軍がモーセに対して迫って来た時にも、主はこのヨシャパテ王の時と同じようにイスラエルの民に語りました。

「主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。」(出エジプト14:14)

アテフ師は、「わたしたちの内にキリストが形造られる時、全ての戦いは主が私たちの為に戦われるようになる。」と述べています。私たちの肉の性質が静まり、聖霊様が働かれる為に「静まる祈り」はとても力ある祈りとなります。しかし、それと同時に肉の思いが強く働く私たちにとってこれは非常に難しい祈りと感じます。それなので継続的な静まる祈りの訓練が必要となります。

まずは毎日の生活の中で5分~10分、「主よ。あなたの御前に肉なる者は進み出て静まります。どうかこの時間、私が語るのではなく、主がお語り下さい。」と祈り、主の御前に静まる時を持ちましょう。

さらに、ヨシャパテ王とユダの民は主の約束を受けた時、ひれ伏して主を礼拝しました。私たちも、御言葉を朗読してその約束を受けてひれ伏し礼拝する中で、主に対する聖なる恐れと信頼が湧いて来ることを経験するようになるのです。

そして、その後に彼らは大声を上げて主を賛美しました。時に私たちの賛美は表面的で、何らかの歌詞を歌ってはいるけど、そこに心が伴っていない場合があります。しかし、静まる祈りを通して主の声を聞き、ひれ伏す祈りを通して心を注いで主を礼拝する時、その後捧げる賛美は、私たちの存在の全てをもって捧げる賛美となるのです。そして、そのような賛美の生活は敵の力を打ち破るものとなります。

■A:考えてみよう
今日から静まる祈りとひれ伏す祈り(詩篇を朗読してひれ伏す)を継続的に実行してみましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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