■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第二16章9節a

★主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。

■O:今日のコラム
主と一つとなることは、偉大な奥義です。聖書において夫と妻の関係は、神と人との関係のひな形として用いられています。だから、夫婦関係を見る時、神と人との関係がどのようなものであるかを知ることが出来ます。

夫婦は、結婚したら完成する、一つになる、というものではなく、一生かけて整えられ、一つとされていきます。同じように、聖徒たちが整えられていくこと、花嫁なる教会が整えられていくこと、教会が花婿なるイエス様と一つとなることは時間がかかることです。しかし、主は忍耐深く待っていて下さっていることを感謝します。

主と一つとされることは、ただ満たされる、喜びに溢れる、というだけのものではなく、創世記において、エデンの園で起こった崩壊、神と人との分離を、「回復する」「再び一つとする」歩みです。その完成を目指す歩みは、主の来られる道を整え、また、この地にエデンを回復していく重要な歩みとなります。

夫婦関係もそうですが、主との関係においても、「私はイエス様との関係において、何の問題もない。いつも満たされている。信仰は前進している。」という人はいないと思います。大なり小なり、生涯の中で何かしらのチャレンジを経験すると思います。主を求めること、愛することが喜びであった時期もあれば、主を愛する情熱、主を求める飢え渇きを失ってしまうシーズンを経験することもあるのです。

今日の箇所に登場するアサ王の生涯を通しても、信仰の歩みは決して平坦ではないことを学ぶことができます(第二歴代誌14章~16章 参照)。戦いもなく平穏な時もあれば、混乱と争いがある時、苦しみを通して主への献身を新たにする時、ただ一筋に喜んで主を慕い求める時…アサ王は様々なシーズンを通りました。

彼は、はじめは主が良いと見られること、御目にかなうことを行いました。しかし、人生の最後に、彼は、主により頼むことをせず、自分の肉に頼るようになりました。アサ王のように、御霊で始まったことを肉によって完成させてはなりません。御霊によって生きるなら、最後まで御霊に導かれて進もうではありませんか。

アサ王は、主に逆らい、愚行を行いました。それゆえ、数々の戦いに巻き込まれ、病気にかかりました。彼の人生の終わりに、こう記録されています。「その病の中でさえ、彼は主を求めることはしないで、逆に医者を求めた。」(第二歴代誌16:12b)

非常に残念な一言です。弱さは、主の恵みがあらわされるために主が与えられたチャンスです。しかし、彼は、弱さの中でも主により頼むことをしませんでした。

最後の最後で、このような結果になってしまったのは本当に残念ですが、私たちは奮い立って、ここから学ばなくてはなりません。なぜなら、多くの人の愛が冷め、主に燃えていた人が信仰を捨てる、ということが実際に起こっているからです。自分の前に置かれた信仰のレースを最後まで走らず、途中で疲れて走ることをやめてしまう人たちがたくさんいることを覚えます。

私たちのゴール、目的地点は、教会が花嫁として完成し、イエス様と一つとなることです。それは、人生をかけて一歩一歩取り組んでいくものです。私たちは、目的地点に向かって走っているでしょうか。それともアサ王のように途中であきらめてしまってはいないでしょうか?走るのに早いか遅いかは問題ではありません。大事なのは、目的地点まで走り終えることです。

パウロの言葉を心に刻み、今一度、自分(教会)がどこに立っているのか、どこに向かって走っているのか、また、走るのをやめてしまってはいないだろうか、静まり、吟味する時を持ちましょう。

「私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕えようとして、追求しているのです。そして、それを得るようにとキリスト・イエスが私を捕えてくださったのです。兄弟たちよ。私は、自分はすでに捕えたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。(ピリピ3:12~14)」

■A:考えてみよう
主の御目が日本の教会の上に注がれるよう、日本の教会、また、牧師先生、リーダーのために祈りましょう。

■P:祈り
今、父なる神様の御前に切に願い求めます。どうか、日本の教会に立てられている牧師先生を覚えてください。様々な試練、弱さを通る時、彼らが疲れて走るのを止めてしまうことがありませんように。御霊の力によって最後まで主の使命に立ち、ゴールに向かって走り抜くことができますように。
日本の教会は、アサ王のようになりません。最後まであきらめず、主をただ一筋に主を求め、主の真実な恵みにより頼み、最後まで走り抜く教会となることを宣言します。

日本の教会を花嫁として整え、完成させてくださる聖霊様に心から感謝し、愛するイエス様のお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 ひさえ 】

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