■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第二5章2節

★そのとき、ソロモンはイスラエルの長老たち、およびイスラエル人の部族のかしらたちと一族の長たちをすべて、エルサレムに招集した。ダビデの町シオンから主の契約の箱を運び上るためであった。

■O:今日のコラム
第二歴代誌2章から7章まではソロモン神殿の建設の様子が記されています。ダビデの幕屋からソロモン神殿への移行は歴史上の過去の出来事であると同時に、これからの時代に起こる預言的な出来事でもあります。

ダビデの幕屋は教会時代を象徴するものです。ダビデの幕屋の礼拝は旧約時代において特異な性質を持ったものでした。契約の箱が至聖所から出て、仕切りの幕も無く、シオンのダビデの町に設置された簡素な幕屋の中に33年半の間留まりました。主の臨在と栄光がエルサレムにおいて隠れること無くあらわされたのでした。

またダビデの幕屋では、祭司、レビ人だけでなく、オベデ・エドムを始め多くの異邦人が共に仕え、礼拝を捧げました。オベデは「しもべ、仕える」という意味であり、エドムは「異邦人」です。すなわちイスラエルの民だけでなく、異邦人の礼拝者がそこには共にいたのです。

このことは使徒15章に記されている教会会議の記事の中で明確にアモス9章11節のダビデの幕屋の回復の約束を引用して、初代教会の使徒たちが宣言しています。その宣言の内容は異邦人も共に主の民に加わることです。つまり、ダビデの幕屋は旧約に啓示されている教会時代の姿なのです。

初代教会においてはエペソ2章11~19節に記されている、キリストの血によって新しい一人の人となった教会(One New Men Church)が教会の正しい姿でありましたが、歴史の中でその姿は損なわれ、ユダヤ人は教会から除外され、教会は異邦人だけのものとなってしまいました。しかし、回復の主はこの終わりの時代にもう一度ユダヤ人たちを福音によって救い、ユダヤ人と異邦人が一つとなってキリストに仕えるOne New Menとなった教会の姿を回復し、完成へと向けて進んでおられます。

ここで私たちは注意して考える必要のある重要なテーマがありますが、それは教会時代が終わる時が来ようとしているということです。歴史の中ではダビデの幕屋の時代が終わり、そこからソロモン神殿に移行します。ソロモン神殿が象徴しているのは、キリストが王としてエルサレムから全地を統治する千年王国の時代です。

では、どこから主の契約の箱がソロモン神殿へと移されたかと言うと、上記の2節を読むと、「シオン」から移されたことが記されています。シオンが象徴するものは主の臨在を愛する者の群れ、キリストの花嫁なる教会です。現在、主はこの様な群れを今の時代に「新しいシオン」として全世界の聖徒たちの中で興しておられます。

主イエスの血潮と御言葉の洗いによって日々きよめられ、主イエスが再び来られる日を、目を覚まし、身を整えて待ち望んでいる、花嫁なる教会を主は迎えに来られ、そして、次の千年王国の時代にはキリストと共に王として治めることになります。この第一の復活に与る者は、幸いなもの、祝福された者です。私たちはこの偉大な目標を見ながら、今与えられている一日一日を主にあってどのように生きるかを真剣に考える必要があります。

日々悔い改めて自分の肉の道から、主の道へと立ち返り、聖霊様に依り頼み、聖霊様に導かれて、御霊にある人として歩んでまいりましょう。

■A:考えてみよう
以下の御言葉を朗読し、黙想しましょう。

「この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。」(黙示録20:6)

「今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現れを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」(2テモテ4:8)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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