■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第一20章1節

★年が改まり、王たちが出陣するころ、ヨアブは軍勢を率いてアモン人の地を荒らし、さらに進んで、ラバを包囲した。ダビデはエルサレムにとどまっていた。ヨアブはラバを打ち、これを破壊した。

■O:今日のコラム
ダビデの側近の部下たちが非常に有能だったおかげで、戦いのときにはいつも自軍を率いていたダビデですが、他の将軍や勇士たちに戦争を任せて、王としてエルサレムにとどまるようになります。バテシェバ、ウリヤの悲しい事件はこの頃に起きてしまうのです。(2サムエル11章参照)

ダビデは外なる戦いにはいつも勝利していましたが、「自分の心を治める」という内側の戦いに直面したとき大敗北を経験することとなります。

私たちも、ダビデのように「自分が携わっていたことを人に任せる」という機会が人生で訪れます。職場や教会など様々な共同体において、多くのことを任せられる人ほど、その機会は多くなるでしょう。一生懸命やってきたことを人に任せるというのは、時に一抹のさみしさや不安を覚えますが、そのこと自体は非常に喜ばしいことです。自分だけがやることに固執せず他の人や次世代がそれを担い、さらに成長、前進することを心から応援する者でありたいと私もいつも願っています。

しかし過去のダビデは戦いに勝利するのが常であったため、勝利からくる充実感、達成感がなくなって心に空虚ややりがいのなさ、停滞を感じていたのかもしれません。私たちも同じような状況を必ず通るので、ダビデの失敗から学び心構えをしたいと思います。

誰かに任せ自分自身はとどまる時、停滞していると感じるとき、目立つ働きをしないで隠されているように感じるとき、何かを手放すときがあっても、私たちは主にあって王であることを忘れてはなりません。社会や共同体でどんな立場であったとしても、すべての聖徒は少なくとも自分自身を治める王だからです。

王に対する主のご命令は以下のみことばです。

「彼がその王国の王座に着くようになったなら、・・・このみおしえを・・・一生の間、これを読まなければならない。それは、彼の神、主を恐れ、このみおしえのすべてのことばとこれらのおきてとを守り行なうことを学ぶためである。それは、王の心が自分の同胞の上に高ぶることがないため、また命令から、右にも左にもそれることがなく、彼とその子孫とがイスラエルのうちで、長くその王国を治めることができるためである。」

「怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。」(箴言16:32)

今日も主のみことばから力を得て、お一人一人が王として主の道をまっすぐに歩むことができますように。

■A:考えてみよう
前進するときも、とどまるときも、みことばを愛し、主に礼拝をささげよう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ぺい 】

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