■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第一13章9~10節

★こうして彼らがキドンの打ち場まで来たとき、ウザは手を伸ばして、箱を押さえた。牛がそれをひっくり返しそうになったからである。すると、主の怒りがウザに向かって燃え上がり、彼を打った。彼が手を箱に伸べたからである。彼はその場で神の前に死んだ。

■O:今日のコラム
1歴代誌13章から16章にかけてダビデの幕屋の建て上げが記されています。契約の箱は大祭司エリの時代にイスラエルから失われ、サムエルとサウルの時代を経て約100年近くイスラエルから主の臨在の箱が離れた状態になっていました。

一見、契約の箱は敵の手に奪われたように思われますが、実は主のご臨在は意思を持って自らイスラエルを離れたのでした。そして、その臨在の価値を知り、主の麗しさを慕い求める者が現れるまで、主は待たれたのです。ついに、自分の全てをかけて主の臨在を慕い求める器、ダビデが現れ、契約の箱は意思を持ってイスラエルに帰って行きます。

ダビデは全イスラエルで王となった時、最初に行った働きが、契約の箱を取り戻すことでした。このことから彼がどれだけ主の臨在を第一とし、主を慕い求めていたかが分かります。

しかし、契約の箱を運び上るにあたってダビデは大きな失敗をします。その心は素晴らしくても方法が主の願われるものではなかったのです。ここから学ぶことは沢山ありますが、大きく二つのことを見ます。

(1)ダビデはイスラエルの精鋭部隊を用い、牛が引く新しい車で契約の箱を運んだ

精鋭部隊の捧げる礼拝は華やかであり、牛の車のスピードは速いものでした。ある程度の所まで主はその方法で行くことをゆるされましたが、しかし、打ち場に来た時、主はそのダビデの礼拝をストップしなければなりませんでした。

私たちも時にリバイバルを人の賜物と、この世の方法で起こそうとしてしまいます。賜物ある人々や、技術や能力のある人々の、礼拝は華やかであり、この世の知恵や方法を上手く取り入れるなら教会は早く成長するでしょう。しかし、ある時期が来たら主はその方法をストップされます。

本来、契約の箱は律法の書においては祭司が肩に担ぐ必要がありました。これは地道な歩みです。新約聖書に生きる私たちは主イエス・キリストの血潮によって王権を持った祭司という身分が与えられています。日々、祈りの生活、十字架を背負う歩み、御霊に導かれる生活、御言葉の歩み・・・。それらを続けることは本当に地道な歩みに思えます。しかし、そのように主の道を歩む現代の祭司たちを通して、この時代に確実に主の臨在が運ばれるようになるのです。

(2)契約の箱の前をウザとアフヨが導いた

ウザは「力」という意味であり、「アフヨ」は「友のような」という意味があります。つまり、人の力と、人間中心主義(ヒューマニズム)が臨在の前に立って導いていました。終わりの時代の教会が直面する問題がまさにここにあります。

黙示録3章には終わりの時代の教会の姿を啓示しているラオデキヤの教会が登場します。このラオデキヤという言葉は「ラオス(民衆)」と「デクトス(喜ばせる)」という言葉が合わさった名前であり、この二つを合わせて「人々を喜ばせる。」という意味になり、人間中心の教会の姿がそこに記されています。

ラオデキヤの教会は華やかで、人の目には繁栄していましたが、主の目には霊的にみじめで、盲目で、裸であり、イエス様ご自身が教会から外に閉めだされている状態でした。

今、全世界の教会が打ち場に差し掛かっています。打ち場は「さばき」を意味するものであり、ペテロは「さばきが神の家から始まる時が来ている。」(1ペテロ4:17参照)と述べています。

その時、全ての人間的な力や人間中心主義が打たれるのです。これは、あの人や、この教会や、あの団体を指して言っているのではなく、まさに私の内にある肉の性質が打たれるのです。

それなので、日々聖霊様の力と助けを受け、自分内にあるウザ、すなわち肉の性質が十字架に付けられ、キリストが内にかたち造られ、真の主の臨在が我が内に、また主の教会に回復することを求めてまいりましょう。もう間もなく打ち場に差し掛かります。

■A:考えてみよう
聖霊様あなたを求めます。今日も聖霊様の力を受けて、十字架の死と葬り、復活に与ることが出来ますように。と祈り求めましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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