新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
テトスへの手紙3章1節

★あなたは彼らに注意を与えて、支配者たちと権威者たちに服従し、従順で、すべての良いわざを進んでする者とならせなさい。

■O:今日のコラム
私たちに与えられている権威者は神様が立てられました。クリスチャンは上に立つ権威に従い、神様によって立てられた権威に逆らってはいけません（ローマ13:1～7）。もし権威者に対立するなら、神様と対立することになります。私たちは、神様が私たちに与えられた各領域の権威者（親、夫、会社の上司、教会の牧師先生やリーダー、学校の先生…etc）に従うべきです。

従順の土台は、指示を受けてその通りに従う心を持つことです。自分の道に頑固にならず、柔和な心で従うことです。それは、毎日の生活の中で訓練されていきます。結婚生活においては、毎日が夫に従うことのトレーニングであると言えます。毎日の生活の中で夫に従う機会はたくさんあります。その中において、私たちは自分のこだわりを捨てることを学ぶことができます。小さなことでも従う機会を逃さないようにしましょう。サラは、柔和で穏やかな霊という飾りでアブラハムを主と呼んで彼に従いました（第一ペテロ3:5）。

従順は、権威者の心を大きく喜ばせます。最近、子育てにおいてもそのことを多く学ばされています。親が頼んだことに対して喜んで息子が「うん、分かった！」とすぐに従う時、親の心は喜びます。それに加えて、もし指示したこと以上のことをしてくれたら大きな感動がやってきます。さらに、頼んでもいないのに自ら必要に気づいて進んでやってくれたら親の心は踊ります。

ある本に、従順の定義は、「神様が定められた権威者の守りの下で創造性を発揮する自由」と書かれていました。言われたことだけするのではなく、主人の心を知り、主人の喜びは何であるかを見分け、自ら進んでそれを行うこと、また、主人から言われたこと以上のことを行うことも、大切な従順の要素であると学ばされています。

たとえば、先日、パンケーキを作ろうと思い、「お店でパンケーキミックス買ってきて」と息子におつかいを頼みました。すると、息子が出かけたあとに、冷蔵庫のバターを切らしていることに気が付きました。息子が帰って来たので、「ごめん、もう1回お店に行ってバター買ってきてくれない？」と言うと、「さっき冷蔵庫見たらバターがなかったから、バターも買ってきたよ。」と言ってパンケーキミックスと自分で気付いて買ったバターを見せてくれました。小さなことでしたが、とても驚き、感動しました。

また、朝、起きたら「キッズトダー（日々のデボーション）をやりなさい」と息子に声をかけます。そして、息子は従います。しかし、最近は、親から言われなくても自らノートを開いてやるようになりました。みことばを読み、自分の言葉で神様に祈り、一日を始めます。このような姿に大きな感動を覚えます。もちろん、毎日できているわけではありませんが、自ら奮い立って「進んで」行えるように少しずつ成長していることを、親として嬉しく思います。同じように神様も、神様の願い、神様の御心を知り、自ら進んでそれを行う者を喜んでくださるのではないでしょうか。

「私はあなたの従順を確信して、あなたにこの手紙を書きました。私の言う以上のことをしてくださるあなたであると、知っているからです。」（ピレモン1:21）

また、ある時は、息子が親に反抗し、良くない態度を取ったことがありました。少し時間がたってから、彼は本当に悪いことをしたと気づき、心から反省し、私のところに来て「さっきはごめんなさい」と謝って来ました。そして、神様の前にも悔い改め、「これからはちゃんと親に従えますように。いつも感謝の心を持つことができるように、神様助けてください。」と自分の言葉でお祈りをしました。目に涙を浮かべながら悔い改める彼の姿を見て、「もういいよ、もう過去のことは過ぎ去ったから、これからが新しいスタートだよ。」と言って励まし、息子を強く抱きしめました。

父なる神様もこのように、自ら罪を悟り、自ら進んで主の前に出て悔い改める者たちを、強く抱き、赦し、恵みを豊かに注いでくださると信じます。

「私はあかしします。彼らは自ら進んで、力に応じ、いや力以上にささげ、聖徒たちをささえる交わりの恵みにあずかりたいと、熱心に私たちに願ったのです。そして、私たちの期待以上に、神のみこころに従って、まず自分自身を主にささげ、また、私たちにもゆだねてくれました。」（第二コリント8:3～5）

■A：考えてみよう
・各領域の権威者に従おう。また、言われたこと以上のことを行ってみよう。

「あなたに一ミリオン行けと強いるような者とは、いっしょに二ミリオン行きなさい。」（マタイ5:41）

・日々の生活の中で、家庭において、職場において、学校において、小さなことでも権威者に従う機会を逃さないようにしよう。

■P：祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ひさえ 】